「カゴメ歌の作者は荒深道斉だった」にツッコミ!・・・伊勢白山道様 |
教祖様のリーディングによると、カゴメ歌を作ったのは、荒深道斉らしい。
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●詳細&ツッコミ |
以下の内容は、「阪神大震災とカゴメ歌」と題された、教祖様のブログ記事の抜粋である。
《2008年4月17日ブログ本文》
童謡「かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ?」
この童謡に関する霊的解釈は、過去多くの方が解釈をされていますが、ここで私の独断のリーディングを書きます。
〜(中略)〜
神戸で龍道への干渉が始められた100年程前、これを見ていた当時の古神道家である荒深道斉がカゴメ歌の作者であると私には観えます。
彼は、この影響が未来に大地震を起こす切っ掛けになる事を幻視して、歌にしたのです。 民間に童謡として伝わったのは神意が在ったからでしょう。
(管理人注)文字に色をつけたのは管理人(以下同様)。
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「荒深道斉がカゴメ歌の作者であると私には観えます」とあり、教祖様の霊視によると、カゴメ歌の作者は荒深道斉らしい。
多くの人にあまり馴染みの無い名だと思うので説明しておくと、荒深道斉は以下の通りの人物である。
荒深道斉(あらふか みちなり)1871-1949
岐阜県山県郡中洞生まれ。神道家を志して21歳で上京し、神宮教校に入学するが、貧窮のため中途退学。25歳の時に東京瓦斯紡績会社に入り、52歳で大病を患い退社。
この頃より、霊異現象が相次ぎ、神武天皇の重臣、道臣命(みちのおみのみこと)の霊示が降ったとして、昭和3年、58歳で純正神道研究会を組織、心霊科学の先駆者として神道界内外に影響を与えた。後に「道ひらき会」を組織し、古跡探査に奔走した。
(参考:『古神道の本』学研)
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さて、この荒深道斉が、本当にカゴメ歌の作者なのだろうか。
答えは否。 教祖様のリーディングは明らかに、そして分かり易く、誤りである。
何故なら、カゴメ歌の文献上の初出は江戸時代であり、明治以降の人物である荒深道斉が作者のワケが無いからである。
より具体的に言えば、カゴメ歌について記載され、かつ、現存する文献で最も古いのは、Wikipedia「かごめかごめ」に掲載された中で最も古い文献である(2013.4.16訂正)「戻り橋背御摂」(文化10年(1813))。そこには以下の通りの記述が見える。
かごめかごめ籠の中の鳥は、いついつ出やる、夜明けの晩に、つるつるつっはいた
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<参考> 2013.4.16追記
カゴメ歌について記載された最古の文献については、『かごめ歌の暗号』(関裕二/東京書館/2007)に以下の通り記載されている。
P.19-20
現存する資料の中で最古のものは、江戸時代の安永八(1779)年に市場通笑と鳥居清長によって発行された黄表紙の『かごめかごめ籠の中の鳥』である。そこには、カゴメ歌が、「むかしむかしより」言い伝えられてきた歌だったと記録されている。さらに、この文書の中で、籠の中の鳥とは、遊郭に入った女人を示し、「いついつでやる」は、すなわち年季明けはいつなのかと心配することを歌ったものと解説されている。
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つまり、カゴメ歌は、江戸時代には既に存在していたのである。(※参考:Wikipedia「かごめかごめ」)
そして、荒深道斉の生年は上記の通り、1871年(明治4年)。
なお、このカゴメ歌の歌詞は、現在、一般に広く知られているものと一部異なるが、このような遊びの歌は、時代や地域によって変遷するものなので、当然と言えば、当然である。
以上、カゴメ歌の作者が荒深道斉であるなど、全くのデタラメである。
ちなみに、この内容は、教祖様の最新の著書、『森羅万象4』(経済社・2011.4)にも掲載されている。
あ〜あ、もう、無かったことにも出来ないナ。。。。
<参考>
上の引用で(中略)した内容は、以下の通り。
「道教の強力な導師」が登場したりと、なかなか、SFチックで笑える妄想である。
《2008年4月17日ブログ本文》
まず観えて来る時代は、今から100年程前の現在の神戸の港の姿でした。 貿易業に関係する事業家の縁で、香港から道教の強力な導師が、その頃の神戸に帰化している様です。その方は、神戸の地において、遥か背後に存在する白山方面から淡路島方向に通じている、地球レベルの磁気の流れ(龍道)を感知して当時の神戸の町に、この地磁気の流れを貯めて利用する方向へ町の開発を、当時の実力者に提案して実行させた様です。それが功を奏して、その後の神戸港は大きく発展したようです。
そして時代が過ぎて、1980年代頃からのバブル景気を起因として、神戸の再開発が大きく始まりました。神戸は、太古の前回の文明では重要な都市だったようです。甲山を始めとして、神霊に関わる遺跡が沢山存在します。それらが再開発で破壊され始めていました。また、道教導師が地磁気を塞き止めていた封印の建造物や道路も無くされた様です。
これ以外にも、色々な霊的なタイミングが重なり、封印の崩壊が引き金になり、長年の白山方向から淡路島方向への龍道が開かれ、その反動は100年間以上の滞積反動が一挙に淡路から神戸に返流しました。龍道の磁気の流れは、循環の為に1往復が1つのサイクルになります。
そして、神戸大震災が夜明けの晩に発生しました。
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2011.4.13 新規
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