「恐竜の絶滅原因を霊視」にツッコミ!・・・伊勢白山道さま |
教祖様が、恐竜の絶滅原因を霊視。
恐竜は、地磁気消滅によって絶滅した!
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●詳細&ツッコミ |
教祖様は以下の通り、恐竜の絶滅原因を霊視した。
《2008年11月06日ブログ本文》
今まで恐竜絶滅の原因は、色々と推定されて来ました。
しかし、未だに決定的な説明はされておりません。
超巨大隕石落下による天変地異、気候激変、氷河期の到来やウィルス感染説、巨体による重力限界説、食料難・・・
しかし、どの説も不足が有るようです。
〜(中略)〜
さて、リーディングで感じた恐竜絶滅に関する部分は、全体のほんの一部分の事に過ぎませんでした。
地球上に於ける壮大な生物進化の場面の一部でした。
地球上で或る生物が異常に増加する時期と、地磁気の減少が発生するタイミングはリンクしていました。
恐竜が地球上で異常繁殖して、ある臨界点を超え出した時、地磁気の微弱化が短期間に発生しました。
これに伴い、地球の磁極による磁界バリアーが無くなり、太陽電磁波・有害宇宙線を直接に恐竜は浴びました。
強力な太陽電磁波により、いわゆる心臓麻痺を巨大な体をした恐竜から順番に起こし始め、死滅したのでした。
これは、高度な心臓形態を有した恐竜に発生しました。その他の心臓を持たない生物や心臓に準じた器官の生物は生存した様です。
巨大恐竜は、高度な心臓を有した為に電磁波の影響を直接受けたのでした。 この為に地球上では、同時期に場所を問わずに巨大恐竜は絶滅しました。
参考資料 :
ロイター 2000年04月24日ワシントン発――6600万年前の恐竜の体内を覗いてみたところ、その驚くべき画像に写し出されたのは、温血動物の心臓だった。〜(中略)〜6600万年前の恐竜がトカゲよりも人間に似た二心房二心室の心臓を持っていたことを明らかにした。〜(中略)〜
そして地磁気の減少により、同時期に南極・北極の磁極移動が同時期に発生し、大陸の移動も発生しています。
地球上では、このような生物の絶滅と大陸移動の繰り返しを何万回も繰り返して来た様です。
一番繁殖した生物の絶滅を繰り返す毎に、次に現れた生物は進化したようです。 まるで、宇宙磁気に照射されて遺伝子が組み変わる様にです。 生物の変異・進化には、欠かせないショックだったのです。
この様な事を繰り返して、最終的に人類の誕生に至りました。
〜(中略)〜
今回は私のリーディングの証として、恐竜絶滅の1つの仮説を記して置きました。
(注)青字にしたのは管理人(以下同様)
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教祖様の霊視結果によると、恐竜は、地球の地磁気が微弱化し、その結果、太陽の電磁波や宇宙線が地上に降り注いだために絶滅したようで、結果的に心臓麻痺が死因だったようである。
そして、「これは、高度な心臓形態を有した恐竜に発生しました。その他の心臓を持たない生物や心臓に準じた器官の生物は生存した様です」と述べているが、この時点で、もうダウトである。
もし、それが本当なら、恐竜以上に高度な心臓形態を有した哺乳類や鳥類も、同じように絶滅していなければおかしい。(※上記で紹介されている恐竜の心臓は、「トカゲよりも人間に似た」ものであって、哺乳類や鳥類の心臓よりは劣ったものである)
教祖様は恐竜の時代に、哺乳類や鳥類がいなかったとでも思っているのだろうか。
いやいや、まあ、これは単に言葉足らずなだけかも知れない。
ここは大目にみて、「巨大な体、かつ、高度な心臓形態」が、死亡フラグが立つ条件だったとしておこう。(※ちなみに、上記報道で発表された、心臓の化石をもった恐竜は、全長約4メートル、体重約300キロの小さな恐竜。また、恐竜の温血動物説が唱えられているのは、恐竜を含む主竜類、特に小型の獣脚類に対してである。(参考:WIERDVISION「恐竜の心臓化石をCT検査、温血動物説の確証か」、Wikipedia恐竜))
しかし、教祖様が上記霊視結果を発表した約1年4ヵ月後に、国際チームが恐竜絶滅の原因がやはり小惑星だったと結論づけてしまうのである。
以下は、2010年3月5日の朝日新聞朝刊の記事の抜粋である。
「恐竜絶滅 原因やはり小惑星 国際チームが結論 論争決着へ」
白亜紀末にあたる約6550万年前の恐竜の絶滅の原因はやはり小惑星の衝突だった―――。千葉工業大惑星探査研究センターの松井孝典所長(惑星科学)らが参加する国際チームがそう結論づけた。
〜(中略)〜
今回、地質学や古生物学、地球物理学など世界12ヵ国41人の研究者が約半年間かけ、さまざまな論文を精査した。
その結果、世界約350地点の白亜紀と古第三紀(〜2300万年前)の境目にあたる地層に、小惑星がもたらしたとみられる希少な金属イリジウムや衝突で変質した石英が含まれ、ユカタン半島から遠くなるほどその地層が薄くなっていること、生物の大量絶滅と時期が一致すること、などが確認できた。
小惑星は直径15キロほどで、毎秒20キロの速さで当時は海だったユカタン半島にぶつかったと推定された。衝突時のエネルギーは広島型原爆の10億倍に相当し、衝撃波と熱線が走り、マグニチュード11以上の地震と高さ300メートルの津波が起きたとみられる。1千億〜5千億トンの硫酸塩やすすが大気中に放出されて太陽光を遮り、酸性雨や寒冷化を引き起こし、植物プランクトンの光合成が長期間停止するなど生物の約6割が絶滅したとみられる。1億5千万年以上続いた恐竜時代はここで終わったとしている。〜(後略)
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これにて、恐竜絶滅の原因は、小惑星衝突にほぼ決定。教祖様、いよいよ後がない。
ちなみに、教祖様が霊視したような、「地磁気消滅で太陽風や宇宙線が地上に降り注ぎ、生物(人類)が滅亡」というシナリオは、オカルト系の書籍でよく見られるものであるが、実は、これ、科学的根拠はほとんどない。
岩石に刻まれた地磁気の痕跡により、地磁気はこの7000万年の間に何十回も逆転してきたことが明らかになっており、その都度、地磁気は消滅してきた。また、現在、地磁気は毎年少しずつ弱まっていて、この調子だと約2000年後に完全に消滅すると言われている。
そして、地磁気が消滅すると、有害な放射線が地上に降り注ぐことになるはずであるが、実は、生物には大して影響がないようなのである。
何故なら、化石から推測できる生物の大量絶滅の時期と、地磁気の消滅の時期に、顕著な相関関係が見当たらないからである。(参考:『トンデモ超常現象99の真相』 と学会・洋泉社)
なお、教祖様は、以下の通り、恐竜の絶滅に限らず、現在までの生物の絶滅を全て、地磁気の減少のせいにしているようだ。
※上記、ブログ本文からの抜粋
そして地磁気の減少により、同時期に南極・北極の磁極移動が同時期に発生し、大陸の移動も発生しています。
地球上では、このような生物の絶滅と大陸移動の繰り返しを何万回も繰り返して来た様です。
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しかも、生物の絶滅を「何万回も繰り返して来た」としている。現在、生物の大量絶滅があったとされているのは以下の5回。何万回って・・・・
@.4億4000万年前
A.3億7000万年前
B.2億5000万年前
C.2億年前
D.6500万年前(※恐竜の絶滅)
以上、教祖様の恐竜絶滅における霊視結果は、科学的見地に全く反したものなのである。
そして、最後のツッコミ。
※上記、ブログ本文からの抜粋
今回は私のリーディングの証として、恐竜絶滅の1つの仮説を記して置きました。
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上の内容が「私のリーディングの証」なら、教祖様のリーディングは当てにならないってことでいいですよネ。
そして、おいおい、なんだよ、「1つの仮説」って。教祖様自身が自分のリーディング能力を信じてないってこと?「仮説」じゃなくて「真実」だろうに。
もしかして、リーディングが外れた時の予防線か??
2010.11.15 新規
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