さらに2011年7月11日にはオバマ大統領がロシアのリーダー、ヨーロッパの経済連合のトップリーダー、国連のリーダーたちをホワイトハウスに迎え、話し合いをしました。
内容は「エルサレムを国家として認められたパレスチナに引き渡す」というものでした。「イスラエルがなんと言おうとそれは関係ない、選択の余地がない」といった内容でした。
その翌日、イスラエルのナタニヤフ首相がワシントンDCにやってきました。11日の話し合いは国営放送で、アメリカ全土に伝えられました。オバマ大統領は前日、日本が言ったこと、ロシアやヨーロッパのリーダーたちが言ったことを繰り返しただけでした。
ナタニヤフ首相は言いました。「それは絶対に起こらない。われわれはホローコストを生々しく覚えている。私たちはドイツで殺されていったわれわれの国民、600万人がガス室で殺されたことを忘れていない。もし、1967年の時に戻すなら、シリヤとイランに対する防衛地を手渡すことになり、国境線が13キロの幅になってしまう。もしそれを強行するなら、イスラエルを無きものにするのと同じではないか。われわれの国民は決してそれを許さない」と毅然として言い放ちました。
オバマ大統領がナタニヤフ首相にこの案を強制したあと、今度はアメリカのミズーリ州のジョプリンを竜巻が襲いました。風速は時速320キロという大きな竜巻で大きな被害を受けました。
(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様)
「ホローコスト」は原文のママ。
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