「日本人はドラコニアン《YAP(−)》遺伝子》直系!だから[超削減]させられる」にツッコミ!(その1)・・・高山長房(高山清洲)さま |
書 名 |
日本人はドラコニアン《YAP(−)》遺伝子》直系!だから[超削減]させられる |
著 者 |
高山長房 |
出版社 |
ヒカルランド |
価 格 |
1,600円(税別) |
出版年月 |
2012年9月 |
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●本書概要 |
本書ソデより
◎地球は温暖化ではなく、氷河期へと向かっている
◎30年後、地球に人類は30億しか生き残れない
◎60年後には15億人しか食べていけなくなる
◎レプティリアン・イルミナティは、未来のどの時点でも地球のトップに君臨していたい
◎食糧や資源の不足で、人類同士が無秩序な奪い合いを始めて殺しあうと、自分たちの奴隷がいなくなる
◎そこでレプティリアン・イルミナティは地球氷河期化を知った30年前から秩序ある人口削減計画を断行している。
◎砂漠の緑化、フリーエネルギーの推進などで氷河期をのり越えられるとするグループは、今もいるがかなりの劣勢である!
◎われわれ人類はこれまでそうだったように、レプティリアンv.sドラコニアンの戦いの行く末を黙って見守るしかないのか
◎人間は彼らにとって無力だが、想念のパワーは彼らと同じくらい強いかもしれない
◎人類よ、あきらめるな!特に日本人はその力に目覚めて、立ち上がれ!そして、破滅の瀬戸際を越えていけ!! |
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●ツッコミ |
本書は上記本書概要をご覧頂いても分かるように、レプティリアン(爬虫類型宇宙人・人類)にイルミナティと、宇宙人と陰謀論を組み合わせた内容なのだが、内容にツッコミを入れる前にまず、高山長房様のプロフィールを確認しておきたい。
『日本人はドラコニアン《YAP(−)》遺伝子》直系!だから[超削減]させられる』 (高山長房/ヒカルランド/2012.9)
【高山長房プロフィール】
(1)第59代宇多天皇家35世代
(2)高山右近大夫長房16世
(3)第59代宇多天皇家旭日会 総裁
(4)第123代大正天皇家扶桑会 総裁
(5)ROYAL BANK GROUP ASIAN GENERAL MANAGER
(6)国際政治経済文化研究会 会長
(7)国際科学技術研究会 顧問
(8)日本名誉毀損防止同盟 会長
(9)日本・バチカン友好親善協会 全権特命大使
(※管理人注) 各項目に番号を割り振ったのは管理人
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ご覧の通り、この内容を信じるなら、高山様は歴史上の有名人の血筋で、天皇の血も引いている。
そして、(5)「ROYAL BANK GROUP」のアジア(支部?)の「GENERAL MANAGER(総支配人)」でもある。
また、会長や顧問を務める団体名から察するに、政治経済や科学に強く、その上、(8)「日本・バチカン友好親善協会」の「全権特命大使」であるらしい。
なかなかお目にかかることのできない、豪華絢爛なプロフィールである。
しかし、本書にはこのプロフィールが記載されているのだが、何故か、高山様のfacebookを除く、HPやブログ等のプロフィールには一切このようなことは記載されていない。
そして、その例外のfacebookも、上記の(5)「ROYAL BANK GROUP AGIAN GENERAL MANAGER」のみが記載されているだけである。
<参考>
<高山様HP>
「世界平和・人類皆兄弟 高山長房 公式サイト」
http://takayamanagafusa.com/
<高山様ブログ>
「高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟」
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666
<高山様facebook>
https://www.facebook.com/seishu.takayama.3
<高山様twitter>
「高山清洲・世界平和・人類皆兄弟」
https://twitter.com/susanou666?lang=ja
※高山様は「高山清洲」という名前も使用している。
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怪しい限りのプロフィールだが、可能な範囲内であるが調べてみた。
まず、(1)「第59代宇多天皇家35世代」は置いておいて、先に(2)「高山右近大夫長房16世」について見てみよう。
(2)「高山右近大夫長房16世」
高山右近は、安土桃山時代のキリシタン大名で、別名に「右近大夫」、諱(いみな)に「長房」がある。
「高山右近大夫長房16世」とのことだから、高山様はこの高山右近の子孫ということになる。
また、高山右近の高山氏の出自は、秩父氏の一派の高山党の庶流とも甲賀五十三家の一つとも言われる。
仮に、秩父氏が正しいとすると、秩父氏は桓武平氏の一門で、第50代桓武天皇6世にあたる平将恒を祖とするので、高山様が本当に高山右近の子孫であるなら、第50代桓武天皇の子孫と言えなくもない。
しかし、プロフィールには桓武天皇の名はなく、宇多天皇が見える。
<参考>
(1)「第59代宇多天皇家35世代」
まず、宇多天皇について見る前に押さえて置きたいのは、表記が「家35世代」となっていて、(2)「高山右近大夫長房16世」の方と異なっていることである。
「〜世」ではなく、「〜家〜世代」となっているのは、当主ではなくその兄弟、もしくは、分家筋だということだろうか??
ただ、高山様が宇多天皇の子孫だということを意味しているのは確かだろう。
しかし、先述したように、高山右近が桓武天皇の子孫であるとするなら、下図の通り、
59桓武天皇 |
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52嵯峨天皇
(第2皇子) |
― ― |
59宇多天皇
(桓武天皇玄孫) |
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葛原親王
(第3皇子) |
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平将恒
(桓武天皇6世) |
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宇多天皇は桓武天皇の第2皇子の子孫、一方、秩父氏、つまり高山右近の祖の平将恒は第3皇子の子孫で、高山様が宇多天皇と高山右近の両方の子孫ということは、通常は、ありえない(※あくまで父系でのみ考えた場合)。
ただし、高山右近の子孫が宇多天皇の子孫に婿入りでもしていれば、「宇多天皇家○○世代」とは言えるだろう。
<参考>
続いて、少し飛ばして次の四つを見てみたいが、続きは(その2)にて。
(6)国際政治経済文化研究会 会長
(7)国際科学技術研究会 顧問
(8)日本名誉毀損防止同盟 会長
(9)日本・バチカン友好親善協会 全権特命大使
2016.04.26 新規 |
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