「カゴメ歌の歌詞が変遷して、『鶴』等のキーワードが登場した」とするのは、管理人個人の説ではなく、そう考えるのが一般的である。
例えば、『わらべ唄風土記 下』(浅野健二)には次のように記載されている。
『わらべ唄風土記 下』(浅野健二/塙新書/1970) P.225-226
最初の「かァごめ」は、もと身を屈(かが)めよ、即ちしゃがめという意味であったが、誰が改作したか、それを鳥の「かもめ」のように解して、「籠の中の鳥は」といい、籠だからいつ出るかと問いの形をとり、「夜明けの晩」などというあいまいな語を使って、しまいに「つるつるつッペエつた」から「鶴と鶴と(或ハ「鶴と亀と」)すゥべった」に転訛してしまったのである。
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