「カゴメ歌」の補足
童謡「かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる夜明けの晩に 鶴と亀が滑った “後ろの正面”だあれ?」
私は、上のパターンのカゴメ歌の作者を荒深道斉(あらふかみちなり:1871年生まれ)としています。
しかし、ウィキペディアで「かごめかごめ」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%94%E3%82%81%E3%81%8B%E3%81%
94%E3%82%81)を検索しますと、
「宝暦・明和年間(1751年 - 1772年)頃に収録された童謡集:
かァごめかごめ。かーごのなかの鳥は。いついつでやる。夜あけのばんに。
つるつるつっペぇつた。なべのなべのそこぬけ。そこぬいてーたーァもれ。」
から始まりまして、微妙に改変された色んなパターンのカゴメ歌が数多く存在します。
だから、荒深氏が生まれる以前から、カゴメ歌の原型と思われる「かごめかごめ」は存在していました。
ただ、ウィキペディアで指摘されていますように、
“『後ろの正面』という表現は、明治末期以前の文献では確認されていない。さらに、『鶴と亀』『滑った』についても、明治以前の文献で確認されていない。”
つまり、鶴と亀が入ったカゴメ歌が広まったのは、大正時代に入ってからだと考えられています。
私は、荒深氏が、「鶴」「亀」「スベル」「後ろの正面」などのキーワードを入れたと感得しています。
(管理人注)文字に色をつけたのは管理人(以下同様)。
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