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『3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか[T]』にツッコミ!(その1) ・・・ 泉パウロ様

書 名  『3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか[T]』
著 者  泉パウロ
出版社  ヒカルランド
価 格  1,600円(税別)
 出版年月  2012年2月

●本書概要

 泉パウロ様はどうやら、「地球支配者が天皇家と日本民族をどうしても地上から抹消したい本当の理由がわかった!」(本書表紙より)らしい。

 また、本書カバーのソデには、次の通り。
深海探査船「ちきゅう」号からけっして目を離すな!!
東部南海トラフ海域においてメタンハイドレート掘削試験が行われることが決定した。
この海域は同時に3大地震が連動する懸念ある注目の震源域だ。
工事担当の「ちきゅう」号よ!
まさかボーリングついでにメタンハイドレートという激しく燃える氷のような資源の真横に核爆弾を置くつもりではあるまいな!!!
 深海探査船「ちきゅう」号に、「まさかボーリングついでに」「核爆弾を置くつもりではあるまいな!」と恫喝。

 何を言ってるんだ、アンタは・・・


●詳細&ツッコミ

 書名『3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか[T]』を見ても分かる通り、本書は陰謀論のド真ん中を行く書籍であり、泉パウロ様は東日本大震災を悪の世界政府が起こした人工地震だと思っているようである。

 その根拠の一つが次のものである。
P.4-5
 まず、地震兵器を自由に使える某国による人工地震にちがいないと判断せざるを得なかったことから記します。
 これは主として気象庁発表の地震情報をまとめて検証したものです。
 今年3月11日
14時46分に宮城・福島沖を震源とするマグニチュード(以下「Mg」と記します)9.0の大津波を伴う巨大地震が起こりました。それから20分間隔で、最初の震源地の近くで3回地震が起きているのです。

 
14時46分 Mg9.0
 15時06分 Mg7.0
 15時26分 Mg7.2
 15時46分 Mg5.7


 ・・・・・・です。きっかり20分間隔。しかもともに津波を引きおこしています。

 
これだけで、3.11地震は人為的に起こされた地震と津波と言ってもよさそうに思われます。


(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様)
上記文書は、船井幸雄氏が書いた序文の一部。
 どうやら、東日本大震災の際、M9.0の巨大地震を皮切りに、「20分間隔で、最初の震源地の近くで3回地震が起きてい」たらしい。

 上記は本書序文の船井幸雄様の文章だが、より詳細な内容が泉パウロ様の著書『本当かデマか3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証』に記載されているのでそちらも見てみよう。
『本当かデマか3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証』 (泉パウロ/ヒカルラント/2011.8) P.45-46
自然ではありえない――-311では、「ぴったり4回、20分ごとの地震」が起こっていた!

 そしてもっとも
容易く誰でもわかる、今回の311東日本大震災が人工地震によるものである驚愕の証拠を挙げます。
 2011年3月11日
東日本大震災の勃発の初期のデータを見ると、

 
14時46分にM9.0の地震が起き、その後、第1波の津波が起きました。
 そして地震発生からちょうど
20分後にすぐ近くで15時06分にM7.0の地震が起き、第2波の津波が起きました。
 さらにちょうど
20分後の15時26分に今度は離れた地点でM7.2の地震が起き、第3波の津波が起きました。
 さらにちょうど
20分後の15時46分にM5.7の地震が起き、第4波の津波が起きました。

 どうでしょうか。ぴったり4回、20分ごとに地震が起こるというのは、自然界では天文学的な確率であり、絶対ありえないことではないでしょうか。
 
「誰かが20分ずつ時間をずらして津波の影響を見ながら地震兵器の起爆を繰り返した」と考えるのが妥当ではないでしょうか
 
もしこれらの地震や津波が自然現象によるものならば、津波は東北地方沿岸だけでなく、平等にアメリカ本土にもハワイにも同じように強く流れ込むのが通例です
 ところが今回は日本だけにピンポイント的に強烈に流れ込んでいる。これは潮の動きを考慮して津波が日本本土到達時に最大になるよう繰り返し予行演習して計算しつくされた人工的な異常現象です。

 「容易く誰でもわかる、今回の311東日本大震災が人工地震によるものである驚愕の証拠」と自身満々の泉パウロ様。どうやら、次のように20分毎に地震が発生していたそうである。
<東日本大震災勃発の初期のデータ>
 @14時46分 M9.0
 A15時06分 M7.0 ・・・ すぐ近く
 B15時26分 M7.2 ・・・ 離れた地点
 C15時46分 M5.7
 まず、これが本当かどうか確認してみよう。

 次の表は日本気象協会のHP「tenki.jp」を利用し、検索条件を「全て」にして表示した後、
該当の時間あたりに発生したM5以上の地震を抜き出したもので、赤字のものが泉パウロ様の言う4つの地震である。
発生日時 震央 座標 M 震度 備考
2011年3月11日 14時46分頃 三陸沖 北緯 38.0度
東経 142.9度
M7.9 7 ※本震
@14時46分 M9.0
2011年3月11日 15時6分頃 三陸沖 北緯 38.0度
東経 142.9度
M7.0 5弱 A15時06分 M7.0
すぐ近く
2011年3月11日 15時15分頃 茨城県沖 北緯 36.0度
東経 141.2度
M7.4 6弱
2011年3月11日 15時26分頃 三陸沖 北緯 38.0度
東経 144.7度
M7.2 4 B15時26分 M7.2
離れた地点
2011年3月11日 15時41分頃 岩手県沖 北緯 39.4度
東経 142.1度
M5.7 4
2011年3月11日 15時46分頃 宮城県沖 北緯 38.8度
東経 142.3度
M5.7 4 C15時46分 M5.7
2011年3月11日 15時49分頃 岩手県沖 北緯 40.2度
東経 142.6度
M5.8 3
2011年3月11日 15時57分頃 茨城県沖 北緯 35.9度
東経 141.2度
M6.1 4
 最初の本震のみマグニチュードが異なるものの、それ以外は時間、マグニチュードが一致しており、おそらく、泉パウロ様も同様のデータを使用したものと思われる。

 そして、1つ目と2つ目の地震の震央の座標は一致しており、「すぐ近く」という泉パウロ様の記述を裏付けているように見える。


 ただし、上記表のデータは本震のマグニチュードを見ても分かる通り、
速報ベースのままで、その後の修正は反映されていないものである

 本震の
M7.9は最初に発表されたもので、その後、3回の修正がなされて最終的にはM9.0とされた(M7.9→M8.4→M8.8→M9.0)。(※参考:「M7.9→M9更新の理由」(なゐふる 第86号2011月7月発光(日本地震学会広報紙) ※PDF

 
おそらく泉パウロ様は、基本は速報ベースのままで、本震のマグニチュードのみを9.0に修正したのだと思われる。泉パウロ様自身も「東日本大震災の勃発の初期のデータと記載しているからだ。

 しかし、「東日本大震災の勃発の初期のデータ」
と記載しながら、一部のマグニチュードのみを修正するとはどういう意図によるのであろうか?? 「初期のデータ」から一部修正するのなら、明示すべきだと思うのだが。。。


 さらに、
泉パウロ様は「ぴったり4回、20分毎の地震」と言いながら、初期データ上、4つの地震の間に発生した15時15分15時41分の地震には一切触れていない。

 
ぜんぜん、「ぴったり4回」じゃないじゃんかよ(笑)


 続いて、
速報ベースではない該当日時の地震を見てみよう。

 次の表は、Wikipedia「東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の記録」に掲載されているもので、こちらは次の条件で気象庁のHPからデータを収集したものだと記載されている。

   
M7.0以上または最大震度5弱以上の前震、本震、余震、その他関連が疑われる地震」
発生日時 震央 座標 MJ MW 最大
震度
2011年03月09日11時45分 三陸沖 北緯38度19分42秒
東経143度16分42秒
7.5 7.3 5弱
2011年03月11日14時46分 三陸沖 北緯38度6分12秒
東経142度51分36秒
8.4 9.0 7 ※本震
@14時46分 M9.0
2011年03月11日14時51分 福島県沖 北緯37度18分36秒
東経142度14分12秒
6.8 5弱
2011年03月11日14時54分 福島県沖 北緯37度30分24秒
東経141度21分6秒
6.1 5弱
2011年03月11日14時58分 福島県沖 北緯37度41分18秒
東経141度56分0秒
6.6 5弱
2011年03月11日15時6分 岩手県沖 北緯39度2分36秒
東経142度23分48秒
6.5 5弱 A15時06分 M7.0
すぐ近く
2011年3月11日15時8分 岩手県沖 北緯39度49分12秒
東経142度46分0秒
7.4 7.4 5弱
2011年3月11日15時12分 福島県沖 北緯37度13分36秒
東経141度38分42秒
6.7 5弱
2011年03月11日15時15分 茨城県沖 北緯36度7分12秒
東経141度15分6秒
7.6 7.7 6強
2011年03月11日15時18分 茨城県沖 北緯36度1分0秒
東経141度1分42秒
4.7 5弱
2011年03月11日15時25分 三陸沖 北緯37度54分48秒
東経144度45分0秒
7.5 7.5 4 B15時26分 M7.2
離れた地点
2011年03月11日16時28分 岩手県沖 北緯39度1分18秒
東経142度18分36秒
6.6 5強
※該当日時付近のもののみ、かつ、誘発地震は対象から外した
 御覧の通り、泉パウロ様が指摘する4つの地震の間に、速報ベース以上に地震が発生している上に、3つ目については「15時26分」ではなく「15時25分」だったようである。

 実際のところは、
3件目以降については、「20分間隔」という条件に微妙に合わなかったということが分かる。

 なお4件目の15時46分のものが上記表に無いのは、
「M7.0以上または最大震度5弱以上」という抽出条件から漏れた為である。
 まあ、そもそも論として、
人工地震として意図的に20分毎に4回起こしたものならば、他の3件と同様、4件目もM7前後ぐらいは欲しいものであるが(※速報ベースで。4件目はM5.7)

 続いて、1件目と2件目の地震について泉パウロ様は「すぐ近くで」発生したと記載していたが、上記表で震源の座標が出ているので実際の距離を計算してみよう。
@14時26分(本震)とA15時6分 ・・・ 111,885.916(m)

 ※距離は上記表の座標を使って、国土地理院の「距離と方位角の計算」にて計算した。
 約112km離れてる(笑)

 これじゃとても、「すぐ近くで」とは言えないだろう。

 ちなみに、泉パウロ様のカウントからは外されている
14時51分福島沖で発生した地震(※上記表の緑色の部分)と@14時26分(本震)の距離を計算してみると以下の通りである。
・14時26分(本震)と14時51分 ・・・ 103,800.004(m)
 約104kmと、泉パウロ様が「すぐ近くで」と言うものよりも近い(笑)


 さらに、泉パウロ様は本震以降のみを見ているが、実際には以下の通り、
東日本大震災は前震として3月9日から始まっており、かつ、本震までガンガン揺れているのである。
発生日時 震央 座標 M 震度 備考
2011年3月9日 11時45分頃 三陸沖 北緯 38.3度
東経 143.3度
M7.2 5弱
2011年3月9日 11時57分頃 三陸沖 北緯 38.3度
東経 143.1度
M6.3 3
2011年3月9日 12時2分頃 三陸沖 北緯 38.5度
東経 143.3度
M5.2 1
2011年3月9日 12時8分頃 三陸沖 北緯 38.3度
東経 143.9度
M5.9 2
2011年3月9日 12時19分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.7度
M5.3 1
2011年3月9日 13時37分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.3度
M6.1 3
2011年3月9日 13時6分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.3度
M5.5 2
2011年3月9日 13時32分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.3度
M5.1 2
2011年3月9日 13時37分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.3度
M6.1 3
2011年3月9日 13時46分頃 三陸沖 北緯 38.4度
東経 142.9度
M5.1 2
2011年3月9日 15時25分頃 三陸沖 北緯 38.2度
東経 143.5度
M5.1 1
2011年3月9日 16時56分頃 三陸沖 北緯 38.7度
東経 143.0度
M5.0 1
2011年3月9日 17時2分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.2度
M5.2 2
2011年3月9日 20時28分頃 三陸沖 北緯 38.5度
東経 143.2度
M5.2 2
2011年3月10日 3時16分頃 三陸沖 北緯 38.3度
東経 142.9度
M6.2 3
2011年3月10日 3時45分頃 三陸沖 北緯 38.4度
東経 143.7度
M6.1 3
2011年3月10日 6時24分頃 三陸沖 北緯 38.2度
東経 143.0度
M6.6 4
2011年3月10日 8時37分頃 三陸沖 北緯 38.4度
東経 143.3度
M5.1 2
2011年3月10日 17時8分頃 三陸沖 北緯 38.5度
東経 143.7度
M5.7 2
2011年3月10日 18時2分頃 三陸沖 北緯 38.6度
東経 143.5度
M5.2 1
2011年3月10日 20時21分頃 三陸沖 北緯 38.5度
東経 143.4度
M5.1 2
2011年3月11日 1時55分頃 三陸沖 北緯 38.1度
東経 143.6度
M5.3 2
2011年3月11日 14時46分頃 三陸沖 北緯 38.0度
東経 142.9度
M7.9 7 ※本震
日本気象協会のHP「tenki.jp」の「過去の地震情報」を使用。検索条件を「全て」にして表示した後、M5以上、かつ、3月11日14時46分の東日本大震災の本震まで抽出。

 以上、泉パウロ様が「容易く誰でもわかる、今回の311東日本大震災が人工地震によるものである驚愕の証拠」と主張するものが、
如何に当てにならないものであることが分かるであろう。


 さらに、上記引用文で泉パウロ様は、「もし、これらの地震や津波が自然現象によるものならば、津波は東北地方沿岸だけでなく、平等にアメリカ本土にもハワイにも同じように強く流れ込むのが通例です」と記載していた。

 ハ??ナニイッテンノアンタ??

 東北地方の太平洋沖で発生した地震の津波が、アメリカやハワイに「平等に」「同じように強く流れ込むのが
通例って。
 そんな通例なんぞ無い事くらい、小学生でも分かるだろうーに。

 
きっと、自分のただの思い込みが、既成事実や真実になっちゃう人なんだろうなぁ。。。




 以上、続いて(その2)では、どうやら地下の暗黒政府が「聖書をモチーフに神のみわざにみせかけた超自然災害を地球規模で起こし続けている!!」(本書背表紙)らしいので、そちらを見て行こう。



 ちなみに上記で引用した泉パウロ様の書籍『本当かデマか3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証』は、
第21回(2012年)の日本トンデモ本大賞を受賞したほどのツワモノである。 (※参考:Wikipedia「日本トンデモ本大賞」)

 ま、納得の内容である。



2015.04.28 新規

    精神世界
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地震の津波があらゆる場所に平等に強く流れ込まないと、人工地震ということにされちゃうんだナ(笑)