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『3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか[T]』にツッコミ!(その2) ・・・ 泉パウロ様
※当記事は(その1)からの続き


 東日本大震災を人工地震だと主張する泉パウロ様。

 泉パウロ様によると、どうやら地下の暗黒政府は、「聖書をモチーフに神のみわざにみせかけた超自然災害を地球規模で起こし続けている!!」(本書背表紙)らしく、その流れで東日本大震災も引き起こされたらしい。

 具体的にどのようなことを言っているのか見てみよう。
P.23
東日本大震災10日前の犯行予告――その標的はイエス・キリストだった!?

 2011年3月11日、
東日本に大地震が襲う前年から、実は異常な現象が諸国の間で始まっていました。
 
事の始まりは、2010年2月27日です。チリの「コンセプシオン」という街の中部沿岸に大地震が起きましたが、街の名前の意味は「処女受胎」です。聖書では、処女マリヤが聖霊によってみごもり、神の子イエスを受胎する預言を御使いから受けましたが、その「処女受胎」という出来事を街の名前に付けたようです。

(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様)
 どうやら事の始まりは、2010年2月27日にチリの「コンセプシオン」で起きた大地震で、「コンセプシオン」は聖書の「処女受胎」から付けられた名前らしい。

 Wikipedia「チリ地震(2010年)」によると、当該地震の
震央はチリ中部沿岸でサンディアゴの南西328km、コンセプシオンの北北東107km。震源の深さは35km、マグニチュードはMw8.8で、死者は800人超だったらしい。

 そして、「コンセプシオン」はビオビオ州にあるのだが、2010年3月3日時点の各州の死者は次の通り。
州名 死者数
ラ・アラウカニア州 14
ビオビオ州 92
マウレ州 587
リベルタドール・ベルナンド・オイギンス州 48
首都州 38
バルパライソ 20
(計) 799
 泉パウロ様いわく、「チリの『コンセプシオン』という街の中部沿岸に大地震が起きました」らしいのだが、何故か圧倒的に死者が多いのは「コンセプシオン」が含まれるビオビオ州ではなく、マウレ州である。

 で、該当地震の震央を地図で確認してみると以下の通り。

   

 実際に地震が起きたのは、泉パウロ様の言うような「チリの『コンセプシオン』という街の
中部沿岸ではなく「チリの中部沿岸。上記縮尺で表示される地名で言えば、「ペリュウエで起きた」と表現した方が正しい。

 そして、
震央は、コンセプシオンからは北北東107kmと離れた距離にあるが、「チリ国外向けの情報では、マイナーな都市を基準にすると伝わりにくいので、メジャーな都市であるコンセプシオンを基準にして伝えているだけ」と言うところだろう。

 これじゃ、
「チリの『コンセプシオン』で起きた」とは言えないよね。せいぜい、「チリの『コンセプシオン』でも被害があった」だよね(※実際に被害があったか否かは、Wikipediaでは確認できなかった)。

 泉パウロ様の話、「事の始まり」時点でもう怪しい(笑)


 そして、上記引用の続き。
P.23 (※上記からの続き)
 ここで「処女受胎」の街に地震が起きた日をマリヤの妊娠した日にあてはめてみましょう。昔から人間の妊娠期間は十月十日と言われていますが、当然、早すぎる場合も遅すぎる場合もあるので約10ヵ月間を妊娠期間として単純にこれを「処女受胎」の街の地震発生日2月27日に足すと12月27日になります。12月27日というと若干ズレが生じていますが、ほぼキリストの聖誕クリスマスの頃でしょう。
 地震が発生した2月27日に、「当然、早すぎる場合も遅すぎる場合もあるので」と理由をつけて、妊娠期間の十月十日から十日を切り捨てて10ヵ月を足す泉パウロ様。

 
ちょっとちょっと、十日を切り捨てる理由になってませんヨ!

 「早すぎる場合も遅すぎる場合もある」のなら、十月十日はニュートラルな数字なんだから、そのまま足さなきゃ!

 そして、理由になっていない理由で十日を切り捨てても、クリスマスの日にはならなかった泉パウロ様。残念〜(笑)

 ちなみに、「十月十日」
「10ヵ月と10日」という意味でなく、ヵ月と10日」という意味。昔は「数え」という計算の仕方で、スタート時点で1ヵ月である為、今の数え方からすると1ヵ月引く必要があるのである。

 例えば、昔の年齢の数え方で
「数え年」というものがあるが、それは生まれた時点で1歳から始まる。また、実施されると必ずニュース番組で取り上げられる諏訪大社の御柱祭(※大木の上に氏子たちが乗って、坂をすごい勢いで降り下りるヤツ)は、現在の数え方では「6年に一度」実施されるものであるが、慣例として「年に一度」と表記されることが多い。これも昔の「数え」で計算しているからである。

 さらに、「十月十日」の日数は、月齢計算の28日周期で計算して262日(※9ヵ月×28日+10日)となるらしい。
 これは、現在、一般に妊娠期間とされている平均266日に近い値である。
<参考>
○「十月十日の誤解」(HP「赤ちゃんこんにちは!妊娠中と産後の生活 上手に乗り切ろう」)
○Wikipedia「御柱祭
 ちなみに、この262日を30日で割って現在ベースの月数を単純計算すると約8.7ヵ月

 10ヵ月を足してしまった泉パウロ様の計算に、何の意味もないことは明らかであろう。




 以上、ツッコミどころ満載の泉パウロ様だが、ここで一旦切って、続きは(その3)で見て行きたい。




2015.05.05 新規

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ホント、のっけからグダグダだナ・・・