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『アガスティアの葉』にツッコミ!(その3) ・・・ 小宮光二様

 ※当記事は(その1)(その2)からの続き。




 これまで見てきた通り、設定自体がグダグダなのだが、当記事では、「アガスティアの葉」に個人の情報が具体的にどのように予言されているのかを見て行きたい。


 まず、「アガスティアの葉」は全部で17室に分かれており、各室の内容は下記の通りであるらしい。「室」は、「章」と捉えれば良いかと思われる。
<P.46-47>
 《アガスティアの葉 各室の意味》

 ◆1室:あなたの誕生から死ぬまでのおおまかな人生
 ◆2室:財産、家族、家庭生活、教育、視覚
 ◆3室:兄弟・姉妹に関すること、訴訟問題、聴覚
 ◆4室:母親、土地、楽しみ、家、乗り物
 ◆5室:子供に関する項目、その生死や子供を持てない理由、子供の将来
 ◆6室:病気、借金、出会う問題と解決方法
 ◆7室:結婚(主に初婚)に関する事項。時期や問題点、今後の夫婦としての歩み
 ◆8室:死期、寿命、事故
 ◆9室:父親、富、幸運、宗教、聖者との関係
 ◆10室:仕事に関する事項、将来手掛ける仕事とその歩み、成果、引越の善悪
 ◆11室:人生の成果、再婚の可能性とその歩み
 ◆12室:出費、政治活動、外国との関連(旅行、外国人)、来世、解脱
 ◆13室:過去世、過去世のカルマとその浄化法
 ◆14室:今生、過去の罪、他者の悪影響からあなたを守るお守りの作り方
 ◆15室:慢性病の治療薬、現在あたなを悩ます病気に対する処方箋
 ◆16室:あなたのホロスコープに沿った現在の周期の正確な歩み
 ◆17室:今後20年の人生を守る強力なシャンティ・プログラム[浄化法]
 しかし、これだけの内容を、我々一人一人の為に予言しておいてくれたというのだから、アガスティア様の作業は想像を絶する程、大変だったろうなぁ(笑)。


 また、本書には、小宮様が29歳の時に取った、自分自身の「アガスティアの葉」の内容が掲載されているので、次にそれを見てみよう。
<P.48>
第1室「ジェネラル・カンダム」=人生全般の流れの章

 
あなたは永遠の恵みであり、世界が求める偉大な奇跡であり、すべての哲学的理論が集約する最高の存在である。またあなたは信じる人々が暗闇の世界に迷い込まないように恵みを与え、すべての世事や天より高いところにおられる。
 神よ! あなたの愛する妻である
わたしは、あなたの足元で心から祈りを捧げ、人間の姿をしたわたしたちの息子が、人生で適切な判断ができるように導いてくださるように願います。
 〜(中略)〜
 
この息子の、そしてこの息子を通して作られるひとつの神話についてをシヴァ神は喜びを持って語るであろう

(※管理人注)文字に色を付けたのは管理人(以下、同様)。
 ここでの「あなた」とはシヴァ神のことで、「わたし」とはその妻のパールバティ神のこと。上記では、パールバティ神の、シヴァ神への賛辞から始まっている。そして、最後の文章の「この息子」とは、自分の葉を求めて来た依頼者のことである。

 「シヴァ神は喜びを持って語るであろう」って・・・あれ?アガスティア様じゃなくて、シヴァ神が語るの?

 シヴァ神もパールヴァティ神も、「アガスティア様の子孫」って設定だったよね??
 アガスティア様が予言を残した「アガスティアの葉」なのに、アガスティア様より後の人物が語るっておかしくないですか??

 ちょっと、本件に関連する小宮様の説明を見てみよう。
<P.49>
 通常、アガスティアの葉の冒頭はパールヴァティ神、あるいはその他の神が、より高位の神に対し依頼者の葉の内容の口述を懇請するくだりから始まります。多少設定は変わるにせよ、それに対し、シヴァ、あるいはアガスティアが答えるというのが定例です。
 「シヴァ、あるいはアガスティアが答えるというのが定例」って、シヴァが語る場合は、「アガスティアの葉」じゃなくて、「シヴァの葉」で、アガスティア関係ないじゃん。

 まあ、紀元前3千年に、サルボジ大王が、「南インド全土に分散していた」「50人以上はいるであろう予言者たちの葉を自分の宮殿に集め」たらしいから(P.33-34)、「アガスティア以外の複数の予言者の葉がある」という設定で辻褄を合せたというところか。

 さて、次に、具体的な予言内容が始まる。
<P.50>
 彼の両親は健在である。彼は神への献身的な信仰心を持っている。彼は一人の男兄弟がいる彼はまだ結婚をしていない
 神の恵みにより、この先彼は素晴らしい人生を送ることになるであろう。平和な人生そして友、彼の人生は実りあるものとなる。
 
彼の父親は不動産事業、建物の管理事業をしており、そこから家族繁栄のための良い収入を得ている。そして他の人々との協力と共に、平和な人生を歩んでいる。彼はのちにより良い結果を人生で得るだろう。
   
彼の名は   コウジ
   父親の名は  マツオ
   母親の名は  キミコ
 彼はこの葉を30歳で見るであろう。

 自分の名前ばかりか、親の名前や職業等も記載され、何歳に葉を見ることも予言されていたようだ。本当に、このような内容が記載された葉が太古から受け継がれて来たというのなら、驚くべき事実である。

 しかし、当然ながら、驚くには値しない。

 『トンデモ超常現象99の真相』に、「アガスティアの葉」に対する反論本の概要が記載されているので、その一部を引用したい。
『トンデモ超常現象99の真相』 P.368-369 (と学会・洋泉社)
 さらに、そこはアガスティアの館の支店(“アガスティアの館”は、チェーン店になっているそうだ)であり、パンタ氏の葉はすでに前日に行った本店のほうで見つかっていたというのに、支店のほうからも出てきてしまったそのうえ、葉に書かれていた内容も、本店と支店では全然違っていたのだ。
 そこで二人はインド人が日本人をよく知らないことを逆手に取って、
アガスティアの葉を罠にかけることを計画する。
 二人は共同で、父の名が「ウソツキ」、母の名が「サギ」、夫の名が「ジョーダン」で、1996年4月1日生まれの「ワルイ・ヨシテ」さんという架空の女性像を考え出し、真弓さんがこの「ワルイ」さんに扮して、自分のアガスティアの葉を探してもらうようアガスティアの館に出かけていった。
 そうしたらちゃんと、「ワルイ・ヨシテ」さんの葉が出てきてしまった、という。
 
どうやら葉を取り出す前に行うたくさんの質問のなかから情報を読み取り、その情報によって、裏でせっせと質問者用の予言書を作っているらしい

(管理人注)
※上記に登場するパンタ氏と真弓さんは反論本の著者。著書は、『アガスティアの葉の秘密』(パンタ笛吹・真弓香/たま出版/1995年)
※『アガスティアの葉の秘密』は、小宮様への反論本ではなく、1990年代にベストセラーになった、青山圭秀氏の『アガスティアの葉』(三五館/1994年)に対する反論本
 もう既にお分かりの通り、事前に依頼者に質問をして、その回答に基づいて葉を作っているだけなのである。

 そもそも、前提がありえないのだから、少し考えれば見抜けてしまうチャチなカラクリである。


 さらに、小宮様の葉の続きを見てみよう。
<P.52>
 現在、彼はノーマルな人生を送っている。
 彼は過去世の罪、現在の星回りなどから悪い結果を得ている
かもしれない。それと共にサタン(土星)が七年半悪い位置にいるのが最後の時期に来ている。これにより彼は、彼の努力を妨げられる。アクシデント(事故)を通しての問題を抱えていたり、彼の両親と兄弟もまた健康上の問題を抱えているかもしれない。彼は神経的心配、仕事、事業も得られない、平和な生活を妨げられる、たくさんの問題(障害)、悪評などを得ているかもしれない
 ご覧の通り、星の位置に関する情報である「サタン(土星)が七年半悪い位置にいるのが最後の時期に来ている」以外の文章は、「かもしれない」で終わっている(※最初の文章は除く)。

   「悪い結果を得ているかもしれない」
   「問題を抱えているかもしれない」
   「悪評などを得ているかもしれない」

 そりゃ、そーだろ(笑)。

(注:上記以外の箇所を見れば、全て「かもしれない」で終わっているワケではなく、「だろう」で終わっている箇所が多い。)


 なお、上記で注目したいのは、星回りや星の位置に関する情報が出ている点である。

 その点から察するに、これはただの占星術、つまりは占いだと思われる。

 さらに、「アガスティアの葉」なるものが出て来た経緯を推測すれば、
○ただの占いを、誰かが「太古の昔になされた予言だ」という見せ方を始めた。
○それが当たったので、まねて同様のことをする者が多数出てきた。
というところで、これが、「アガスティアの館」が乱立している本当の理由であろう。

 そして、その中には、もはや占いすらせずに、複数ある定型文の中から適当に選んで書き込み、「はい、これがあなたの葉ですよ」と提示しているような所もあるのではないかと思われる。


 ちなみに、以下の文章は、小宮様のHPに記載されている文章である。
「アガスティアの葉」→「小宮光二プロフィール」
http://www.agasthiya.com/prof/index.html
 (※2012.8.13時点)
アガスティアの葉・・・それはインドに何千年も伝わる予言書のことで、そこにはなんと、取りだした本人の今後の人生について詳細が書かれているという驚異の予言書のことだ。

あなたがもしこの葉を取ると、そこにはあなたがこれから着くべき仕事から、現在抱えている問題の解決方法、そして独身の人であれば、なんとまだ会ってもいない結婚相手の名前の全てが出てくるというから驚きだ。

この葉は、徳高く、すぐれた精神の持ち主でなくては見ることができないというのが現地に伝わる言い伝えだ。しかし、なんとこの葉を人の求めに応じ、自由自在に取り出し、個人の運命からこの世界の未来までもを的中させ続けている人物がいる。
その名は「小宮光二」氏。

1995年、アーユルヴェーダの研究のために渡印、以来15年インドの伝統医学の研究と平行し、地道にこの予言書を研究し、これまでに取り出した人の数は、のべ10000人を越える。出した書籍の数もすでに20冊以上。全米やヨーロッパでも発売されている。

あなたもアガスティアの葉で、自分が次の時代に伸びてゆく人材か、また、そうなるためにはどうしたらいいかを占ってもらうことをお薦めする。
 占ってもらうことをお薦めする」って言っちゃったよ!! Σ(@Д@;)ノノ

 予言書って前提なのに、身もフタもねーな(笑)




2012.08.14 新規

小宮様もさすがに今は、占いだって気づいているみたいだナ。