『2015年に来る真の危機から脱出せよ!』にツッコミ!(その1) ・・・ 中丸薫さま |
書 名 |
2015年に来る真の危機から脱出せよ! |
著 者 |
中丸薫 |
出版社 |
青志社 |
価 格 |
1,300円(税別) |
出版年月 |
2013年3月 |
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●本書概要 |
本書の帯より
地球は次元の上昇に向かいつつあるものの、これからの3年間で富はすべて収奪され、水と食糧は奪い尽くされる「地球人総難民化」の危機を迎える。
そうした闇の権力の悪あがきに対して、人類がすべきことは何か?
私たち日本にも、「2015年までに到来する3つの危機」が迫っています。
1つめは、貧困化にともなう食糧危機・水資源危機
2つめは、浜岡原発などの原子力発電所への核攻撃
そして3つめは、富士山の大爆発です。
これら3つの危機が、2015年までの3年間に起きる懸念が非常に高まっています。
これら3つの危機は、自然災害のように見せかけて、実は闇の権力によって用意周到に仕組まれた「危機の演出」なのです。そして日本という土地を穢し、日本人が定住できなくなり、流浪の民とさせようとしているのです。(本文より)
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●詳細&ツッコミ |
フォトンベルト(宇宙に存在する、光子が滞留する帯、電磁波雲(※光は電磁波の一種))などと言うガセネタを真に受け、2012年12月末にアセンションが起きると主張していた自称霊能者の中丸様。
特に、2012年12月22日からの三日三晩(暗黒の三日間)には、地球がフォトンベルトの外側のヌルと呼ばれる箇所を通る際、「太陽も星も見えなくなり、電磁波の影響で電気も使えなくな」り、また、「宇宙から膨大な光のエネルギーが降り注ぐことにな」って、「それは身体を原子レベルから変成させ、DNAの進化を促す」と主張していた。
※詳細は以下の記事を参照
もちろん、そのようなことは起きなかったのだが、何故、暗黒の三日間が訪れなかったかの説明が本書でなされているので、まず、その箇所を見てみよう。
<P.12>
次元の上昇に抗う闇の権力
2013年の年頭に、なぜ今まで元日にはお参りしなかった神社へ足を運んだのか。
それは、本来起こるべきであった「全地球的な禊」が、何らかの圧力によって抑えつけられた、ということなのです。
(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様) |
暗黒の三日間は、ここでは「全地球的な禊」という表現が使われているが、中丸様によるとこれは「本来起こるべきであった」らしい。
はあ、そう来ましたか。。。 外したんじゃなくて、本当は当たってたと言いたいワケですね。
そして、それが何故、起きなかったかと言うと、「何らかの圧力によって抑えつけられた」そうである。
えっ?・・・ああ・・・うん・・・・・・えっ??
地球がフォトンベルトに突入することによって発生すると言う「宇宙を舞台にした全地球規模の現象」が、「何らかの圧力」をかけることによって発生しないように出来るもんなんですか?? はあ。。。
いったい、どこにどんな圧力をかけたんでしょうねぇ。
圧力をかけた先は、ホワイトハウスですか?NASAですか? それとも、「創造神様に圧力をかけたら、創造神様が圧力に屈した」という話でしょうか?
こんなどうしようもない言い訳、普通、思い付いても言わないだろ。。。
「自分の予言が外れた」という事実を受け入れずに、こんな、程度の低い言い訳で誤魔化そうとする中丸様。
中丸様の本当の人間性が透けて見えちゃってますよ?
この態度こそが執着ですよね? エゴですよね?
ちなみに、上記で引用した文章は、次の言葉で始まっているのだが、
2013年の年頭に、なぜ今まで元日にはお参りしなかった神社へ足を運んだのか。 |
結局、どこまで行っても、今までしなかった元日のお参りをすることになった理由が出て来ない。
というか、この文章の後が、「それは、本来起こるべきであった『全地球的な禊』が、何らかの圧力によって抑えつけられた、ということなのです」となっているので、どうやら、これで理由を説明したつもりになっているようである。
しかし、「暗黒の三日間が抑えつけられた」と言うことが、どう、元日のお参りに結び付くことになるのか全く分からない。
中丸様、どうしようもない言い訳で誤魔化そうとする後ろめたさに動揺して、本来書くつもりだったことを書き忘れてしまったのだろうか?
さらに、上記文章の続きを見て行こう。
<P.12> (※上記からの続き)
地球は、今、3次元から5次元へと、着実に次元の上昇に向かいつつあります。
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ここにあるように、どうやら、中丸様は、「暗黒の三日間は起きなかったが、アセンションは起きている」というスタンスらしい。
そして、
<P.12-13> (※上記からの続き)
しかし、その流れを遮るかのように、地球を破滅する方向へ導こうとする存在がいます。
それが、闇の権力です。
FRB(※管理人注:米国の連邦準備制度)が設立されたときに交わされた闇の権力による「100年の契約」の期限が切れているにもかかわらず、彼らはしぶとく生き残り続けています。彼らのような心が黒々とした人々は、肉体的な死を迎えた時に地球で生まれ変わることができないでしょうが、限りある生のあるうちに、あらゆる富と欲望を独占しようと躍起になり、他の星へ移行しようとしているのです。 |
なんか、「闇の権力」が「地球を破滅する方向へ導こう」としているらしい。
明記はされていないが、話の流れから推察するに、どこかよく分からない所に対して「何らかの圧力」をかけたのも「闇の権力」ということだろうか。
そして、どうやら、「闇の権力」は「限りある生のあるうちに、あらゆる富と欲望を独占しようと躍起になり、他の星へ移行しようとしている」そうである。
なお、上記では、「闇の権力」のことを「心が黒々とした人々」と称しているが、外した予言を上述のような言い訳で誤魔化そうとする中丸様も、十分黒いと思いますけどねぇ。。。
以上、フォトンベルトというトンデモ話にまんまと騙されてデタラメ予言をし、盛大に外した上に、この言い訳。
とりあえず、「アセンションは起きている、起きつつある」ということで、これからも信者達を細く長くズルズルと騙し続けて行こうという腹積もりか。
さらに、上記文章の続きを見て行きたいが、続きは(その2)にて。
2013.11.5 新規
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