『エヴァへの道』にツッコミ!(その1) ・・・ 船井幸雄様 |
書 名 |
エヴァへの道 |
著 者 |
船井幸雄 |
出版社 |
PHP研究所 |
価 格 |
1,553円(税別) |
出版年月 |
1996年7月 |
(注)該当書籍は、上記の通り、1996年に出版されたものであるので、ご留意いただきたい
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●本書概要 |
各自が勉強し、夢をもち、日々よいと思うことを一つ一つ行なっていけばよい…。楽しく希望をもって、心豊かに生きること、それが「エヴァへの道」。新しいステージに一歩一歩近づくための提言が記載された本。
現在(※1996年)、地球と人は、エゴ(EGOH)からエヴァ(EVAH)へと急変中であり、本書にてその根拠の数々が示される。
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●ツッコミ |
まずは、本書の題名にもなっている「エヴァ(EVAH)」と、その対概念である「エゴ(EGOH)」について押さえておこう。
本書には、これらの言葉について次のように説明されている。
<P.44>※下記内容は、船井様の著書『エゴからエヴァへ』(PHP研究所)の内容が引用されたもの
ところで、本書の題名の『エゴからエヴァへ』は、つぎのような意味です。
足立育朗さんが、宇宙のすぐれた知性的存在から教えられたコトバです・・・・・・と私に伝えてくれたものです。
「エゴ(EGOH)」も「エヴァ(EVAH)」も宇宙語ということです。
「EGOH(エゴ)とは、ある惑星の住人の集合意識が、『エゴ、対立、競争』をベースにしている社会のことです。それに対してEVAH(エヴァ)とは、集合意識が『愛、調和、互恵』をベースにしている社会です」ということでした。
(管理人注)文字に色を付けたのは管理人。以下同様。 |
つまり、
エゴ
(EGOH)
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・・・ |
ある惑星の住人の集合意識が、『エゴ、対立、競争』をベースにしている社会のこと |
エヴァ
(EVAH) |
・・・ |
ある惑星の住人の集合意識が、『愛、調和、互恵』をベースにしている社会のこと |
らしく、社会の状態を表す言葉らしい。
しかし、「宇宙語」って・・・(笑)。
「エゴ(EGOH)」は、自我やエゴイズムの略のエゴ(ego)からの連想。一方、「エヴァ(EVAH)」は、聖書で最初の女とされるエヴァ(eva)を「人類の母」と捉えた上での連想。 |
と言われた方がはるかに納得できるのであるが、「宇宙のすぐれた知性的存在から教え」てもらった言葉らしい。
さらに、これら二つの言葉の説明が別の箇所にもあるので、そちらも見てみよう。
<P.45>※下記内容は、船井様の著書『レベル4の惑星』(ビジネス社)の内容が引用されたもので、該当箇所は足立育朗氏の発言部分
ここでいうエゴ″とは宇宙語で、自分たちにとって都合のよいものごとを生み出すことが可能な顕在意識のことを意味し、自分たちにとって都合のよい顕在意識が中心となって文化をつくっている星がエゴの星です。
一方エヴァ″とは、すべての存在物が調和がとれるよう愛と共生を生み出すことが可能な顕在意識のことを意味し、調和と愛の意識が中心となって文化をつくっている星をエヴァの星といいます。 |
ここでは、「エゴ(EGOH)」と「エヴァ(EVAH)」は次のように説明されている。
エゴ
(EGOH)
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・・・ |
自分たちにとって都合のよいものごとを生み出すことが可能な顕在意識のこと |
エヴァ
(EVAH) |
・・・ |
すべての存在物が調和がとれるよう愛と共生を生み出すことが可能な顕在意識のこと |
さっきは「社会のこと」と言っていたのに、今度は「顕在意識のこと」になった。
まあ、社会と顕在意識の両方の状態を指す言葉だと理解しておこう。
しかし、こっちの説明の「エゴ(EGOH)」は、地球の言葉の「エゴ(ego)」にさらに近くなったようだ。本当に宇宙語なんですか??ますます怪しいなぁ。。。
さて、このような意味の「エゴ(EGOH)」と「エヴァ(EVAH)」であるが、船井様によると、
<P.10>
このようにいろんなことを知りました私が、いま言えますのは、はっきりと地球が変わったことが分かるということです。
地球の変化に合わせて、大至急人々も変わらねばなりません。
その方向は、「エゴからエヴァへ」です。
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地球はもう、既に「エゴからエヴァへ」と変わったらしく、それに合わせて「大至急人々も変わらねばな」らないらしい。
ついでに、本書の題名である「エヴァへの道」の意味も押さえておこう。
<P.35-36>
本書の構想を練っている間にまとまったことですが、これから述べますことが本書の結論であり、「エヴァへの道」を求め歩くことだと私は思っています。
人は、自分を守り、仲間を守り、自分や仲間を成長させねばなりません。
そのための正しい方法は、各自が「天地自然の理」を学び、良心を目ざめさせ、その良心にしたがいまして各自の人間性を高めることです。
それが成長です。
そして成長すればするだけ仲間がふえます。仲間の人間性も高められるでしょう。
これが「エヴァへの道」を歩むことなのです。
「エヴァへの道」は、各個々人が、自ら学び、自ら考え、自ら道をつくり、そして歩まねばならない道です。
とは言え、いますでに多くの人たちが、この道を歩き出しています。あなたも歩いています。
それはもはや引き返せない道です。
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まとめると、「エヴァへの道」とは、「各自が「天地自然の理」を学び、良心を目ざめさせ、その良心に従って各自の人間性を高め、かつ、仲間の人間性も高めて行くこと」らしい。
以上、本書の概要、及び、船井様が言いたいことを掴んだところで、(その2)にて、本格的にツッコミを入れて行きたい。
2011.11.8 新規
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