伊勢白山道様の前世を当ててみよう!(その3)

※当記事は下記記事の続きである。

   「伊勢白山道様の前世を当ててみよう!(その1)
   「伊勢白山道様の前世を当ててみよう!(その2)




◆釈迦 ・・・ ◎

 いきなり大本命から。

 釈迦と言えば、かつて、GLAの高橋信次様が自らの前世だと主張し、また、「幸福の科学」の大川隆法様も前世だと主張している。
 日本の教祖たちに、「自分の前世にしたい過去の偉人・聖人は?」というアンケートをとれば、おそらく1位になるであろう人気キャラである。

 そんな人気キャラを教祖様が放っておくわけがない。

 案の定、教祖様は、釈迦について、以下の通り主張している。
『内在神への道』(ナチュラルスピリット)
 釈尊が伝えたかったことは、単純なことです。「現状を受け入れ、感謝すること」です(P.73)
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一番伝えたかったことは、現状を受け入れて、「感謝」による成仏方法だったと感じています。(P.268)
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 不思議ですが、
釈尊は太陽信仰だったんです。(P.267)

(注)青字にしたのは管理人。以下同様。
 「現状の受け入れ」、「感謝」、「太陽信仰」と、教祖様が言っていることと全く同じことを、言ったことにされてしまっている。

 このような、教祖様の主張する釈迦像は、我々が知っている釈迦像と相違するものではあるが、これも、教祖様の脳内前世の釈迦像であると考えれば納得がいく。

 おそらくは、自分が釈迦であると勘違いし、その勘違いと願望によって、勝手に自分の都合の良い釈迦像を造り出しているだけ。結局のところは、教祖様が自分自身の姿を釈迦に投影しているだけであろう。

 なお、他にも、「教祖様が、釈迦を自分の前世だと思っている」と私が考える根拠がある。

 それは、
「教祖様の誕生日が4月8日」だと言うことである。(※参考:『読むだけで人生が変わるたった一つの方法―伊勢白山道Q&A事典』(リュウ・ブックス アステ新書)のプロフィール)

 4月8日と言えば、仏教では釈迦の生まれた日とされている。つまり、教祖様と釈迦は誕生日が同じなのである。

 ただし、釈迦の誕生日とされているのは、本来、旧暦の4月8日であるし、また、この4月8日というのも、北伝仏教でそうであるとされているだけで、必ずしもその典拠は明らかではなく、はなはだ疑わしい日付である。
 ちなみに、南伝仏教で釈迦の誕生日とされているのは2月15日である。(※参考:Wikipedia「灌仏会」

 また、そもそも論として、釈迦が生まれ変わったとして、前世と同じ誕生日に生まれる必要があるとは思えない。

 常識で考えれば、「教祖様の誕生日が4月8日」というのは、特別な意味を持たない情報に過ぎないのだが、教祖様の思考回路からすれば、自分と釈迦を結びつけるには十分過ぎるほどの根拠となりえるのではないかと思われる。

 さらに、釈迦ほどのスーパースターとなれば、教祖様の自尊心を十二分に満足させることであろう。

 よって、釈迦については、大本命。
 私は、教祖様が、まず、間違いなく自分の前世だと考えていると推察する。


◆泰澄大師 ・・・ △

 教祖様のブログでも、よく登場する泰澄大師。

 泰澄大師は、白山を開き、白山信仰を広めたと言われている。
 こちらは、釈迦とは違い、史実として、白山大好きっ子の教祖様との共通点がある。

 しかし、泰澄大師は、如来ではなく菩薩レベルではないかと思われる。

 よって、少し格下なので、評価は△とした。


◆ラ・ムー ・・・ ○

 ラ・ムーは、太陽の化身とされ、ムー帝国を支配した君主のことである(※あくまでチャーチ・ワードの主張。ムー大陸が勘違いと、でっち上げによって創作された大陸であることは、記事「『ムー大陸』にツッコミ!」を参照)

 そして、教祖様は、以下の通り、ムー大陸が本当にあったと思っている。
『内在神への道』 (ナチュラルスピリット)
 もう一本は、伊勢を離れて当時のムー大陸へ運ばれて太陽神の寄り代の柱として崇拝され、ムー大陸の沈没前に神官達と共に現在の伊勢、磯部町へ運ばれてまつられてます。現在の伊勢「伊雑宮」です。磯部町の住人はムー大陸の末裔の血を引きます。(P.116)
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Q・・アトランティス人は霊的にすぐれていた?
A・・いえ、
ムー大陸の住人のほうが(紀元前12000年以上前)太陽信仰の始まりで、霊的にすぐれています。比較できないぐらい上です。
Q・・
ムーの方がアトランティスより霊的に高かったということですが、現代の日本人は前世がムーの因縁が強い魂の人が多いのでは?という気がするんですがどうでしょうか?
A・・そのとおりです。日本人に多いですね。アマテラスと言う発音も、
ムーから伝わる、本来は太陽神を呼び出す呪文です。今は、神名になってますが。(P.218)
 太陽信仰が盛んだったと言われている、このムー大陸で、教祖様も1回くらい王として生まれたことになっているのではないかと思い、教祖様の前世候補にあげた。評価は○である。

 ちなみに、前世が釈迦であると主張している「幸福の科学」の大川隆法様も、ラ・ムーを前世の一人としてあげている。

 なお、過去、さんざん、「ムー大陸、ムー大陸」と言っていた教祖様だが、2008.12.9のブログ記事を最後に、「ムー大陸」とは言わずに、以下の通り、遠まわしな表現を取るようになる。

    「幻の巨大な大陸」              ・・・ 2009.11.23
    「太平洋に浮かんだ巨大な浮島」      ・・・ 2009.11.23
    「太平洋上の浮島」              ・・・ 2009.11.23/2009.12.11/2009.12.19
    「太古の太平洋上に浮かんでいた浮島」 ・・・ 2009.12.11
    「太平洋上に消えた幻の浮島」       ・・・ 2010.1.19

 おそらく、2008.12〜2009.11の間に、教祖様は「ムー大陸など存在するわけがない」と言うことを知って、「ムー大陸」という呼称を使うのをやめたのではないかと思われる。(※本件については、別途、ツッコミたいと思う)

-------------- 以下、2011.1.20 追加 ----------------------
(補足) 
 「ムー大陸」という呼称の使用は、ブログ本文においては上記の通りだが、コメント欄も含めると、2009.7.25が教祖様の最終使用となるようだ。
-------------- 以上、2011.1.20 追加 ----------------------

 よって、教祖様が本当に、「前世でムー大陸に生まれて、ラ・ムーだった」と思っていたとしても、前世の発表時に、「ラ・ムー」という言葉が使われることはないであろう。


◆イエス・キリスト ・・・ ×

 「教祖たちに聞く、自分の前世にしたい人気ランキング」があれば、上位になるであろうイエス・キリストであるが、以下の通り、教祖様の評価は低い。

『内在神への道』 (ナチュラルスピリット)
 私の霊眼に映るキリストの姿は、痩せこけたオドオドする男性です。一見、頼り無さそうな、母性本能をくすぐるようなタイプです。二千年後の自分自身の評価・歴史を、キリスト自身が一番驚いているでしょう。キリストが天にいる父と呼んだ神は、国常立太神であり、キリストを背後から支えた、女性マリアは天照太御神の分霊を宿した人でした。霊性的には、キリストよりマリアが上です。キリストは人間でした。この人間キリストを天から援助した神が、国常立太神であり、地上で援助したのが天照太御神の霊を宿す神懸りの女性、マリアだったのです。(P.265-266)

 自尊心の高い教祖様が、自分の前世をこのように低く評価することなどありえないし、また、もし、自分の前世だと思っているのなら、とうの昔に、「イエスは実は太陽信仰だったんです」とか、「イエスが本当に言いたかったことは、現状を受け入れることだったんです」などと言い出しているはずである。

 よって、教祖様が自分の前世をイエス・キリストだと思っていると言うことは、絶対にありえない。

-------------- 以下、2011.1.20 追加 ----------------------
(補足) 
 なんか、教祖様は新たに、次のようなことを言い出した。

 「イエス・キリストが処刑された本当の理由は、生まれた人間の全員が天の神を宿す王様だと言ったことだと感じます。」

 「二千年以上も前に、内在神という宇宙の真理を発言したがために、支配層により殺されたのです。」
 (※2011.1.19 ブログ本文より)

 結局、悟った人の言うことは、自分と同じだと言うことか。
-------------- 以上、2011.1.20 追加 ----------------------




 以上、私の、教祖様の前世予想は上記の通りである。

 いずれ、教祖様が自分の前世を発表する時が来たら、答え合わせをしてみたい。



2011.1.15 新規

教祖様が、いつ、「自分の前世は釈迦です」って言い出すか、楽しみダナ。