「霊能者 鈴木照玉の心霊写真館(ムー2015年3月号)」にツッコミ!(その1) |
鈴木照玉さまが所有する心霊写真をムーで紹介してくれているので見て行こう。
まずは1枚目である。
「霊能者 鈴木照玉の心霊写真館(ムー 2015年3月号(No.434))」 (学研プラス/2015.2) P.8
いったいこの写真のどこが心霊写真なのか、みなさん、お分かりいただけただろうか?
解説を見てみよう。
「霊能者 鈴木照玉の心霊写真館(ムー 2015年3月号(No.412))」 (学研プラス/2015.2) P.8
まずは上の写真である。仏壇の開眼式を行い、終了直後に記念撮影をしたものだ。見ると、仏壇の右側から襖にかけて、白く光る煙のようなものがたなびいている。
(※管理人注) 文字に色を付けたのは管理人(以下同様) |
どうやら、後ろの「白く光る煙のようなもの」がそうらしい。
「白い光」はともかく、「煙」には一切見えないのだが、とりあえず、続きを読んでみよう。
「霊能者 鈴木照玉の心霊写真館(ムー 2015年3月号(No.434))」 (学研プラス/2015.2) P.8 (※上記からの続き)
流れをたどっていくと、どうやら照玉師(前列中央)の吐く息が源であるようだ。鼻から両頬に、光が流れ出しているのがおわかりだろう。エクトプラズムのようでもある。
仏壇の開眼式に際して照玉師は、自身の守護神である八幡大明神をその身に降ろすのが常だという。降臨した八幡大明神は、照玉師の口を借りて故人に語りかけ、新しい仏壇に入るよう促すのである。だとすれば、この柔らかな光は、八幡大明神が確かに降りた証であり名残なのだろうか。
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どうやら、「照玉師の吐く息が源」で、「鼻から両頬に、光が流れ出している」らしい。
まあ、「見ようと思えば、そう見えなくもない」レベルか(※あくまで照玉様の顔部分だけだが)。
そして、この結論から勘案するに、どうやら、ムーの中の人、「照玉師の吐く息」を「源」にする為に強引に「煙のようなもの」としたようだ。
さらに、終いには、「この柔らかな光は、八幡大明神が確かに降りた証であり名残なのだろうか」とか言い出す始末(笑)
さて、この光の正体、わざわざ解説するまでもなく、既にお分かりであろう。
写真を少し眺めてみれば、手前の机の上に透明のシートが掛けてあるのに気づけるからだ。
あの〜、これって、透明のシートに光が反射しただけの写真だと思うんですけど・・・
では、その光は何なのか、少し考察してみよう。
まず、「光」に着目すれば、件の「白い光」以外では、仏壇の扉(中央側)と黒い柱が光を反射して光っていることが分かる。
これは、カメラのフラッシュが反射したものであろう。
そのことを確かめる為に、遠近法を使ってカメラがどの高さにあったのかを調べてみよう。
左端の障子の水平ラインをそのまま延長すれば(下図の青線)、1点で交わることになる。その交点の高さが見ている人の目線(赤線)、つまりは、カメラの高さになる。
そして、このカメラから出されたフラッシュの光が、仏壇の扉と黒い柱に90度にぶつかって反射し、カメラのレンズに戻って来た。だからこそ、カメラの高さと同じ部分が最も明るくなっている。
また、フラッシュの光はカメラの向きと同じ方向にのみ向かうワケではないから、机方向に向かった光が透明のシートで反射し、それが壁やフスマに写り込んだ。
そして、フスマに比べ、仏壇後方の壁は奥まっていて距離があるので、より高い位置に反射した光が届いている(緑色の線)。
これが、この心霊写真とやらの真相であろう。
以上、1枚目から、期待外れと言うべきか、期待通りと言うべきか。。。
まだ他にも、照玉様が所有する心霊写真とやらがあるのだが、続きは(その2)にて。
2017.08.01 新規 |
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照玉様、こんなんを特別な写真だと思い込んで持ってるんやナ・・・ |
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