『人類アカシャ全史』にツッコミ!(その4) ・・・ ゲリー・ボーネル様 |
※当記事は(その1)、(その2)、(その3)からの続き。
当記事でも(その3)に引き続き、ゲリー様の妄想・超古代文明を見て行こう。
『人類アカシャ全史』 (ゲリー・ボーネル+古川益三/VOICE/2002.2) P.40 (※(その3)からの続き)
古川 すると、<レムリア>と<ムー>と<ポセイディア>、そして<アトランティス>は同時に存在したということですか?
ゲリー <レムリア>文明が最も盛んだったのは5万2000年前なんです。それが最盛期です。ですから、5万6000年前から始まった<レムリア>文明は、比較的早く最盛期を迎えたことになりますね。それで<アトランティス>は、3万6000年前から始まり、その最盛期は3万2000年前です。
(※管理人注) 青字にしたのは管理人(以下同様)
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「レムリア」、「アトランティス」についての妄想年代を語るゲリー様。
続いて、、、
『人類アカシャ全史』 (ゲリー・ボーネル+古川益三/VOICE/2002.2) P.40 (※上記からの続き)
古川 <アトランティス>を最初に統治したのはだれでしょうか?
ゲリー それはオリオンがクリシュナ神を投影した存在です。オリオンとはオリオンの星のことをさします。オリオンという特定の人の名前ではなく、オリオン星座からやってきた存在たちのことです。プレアデスの存在たちが<レムリア>を作ったのと同じように、オリオンの存在が<アトランティス>を作ったのです。 |
はい、「オリオン星座からやってきた存在たち」いただきました!
宇宙人とのコンタクティやチャネラーを自称する人たちが書いた本でも、星座のオリオン座は定番である。
他にも、竜座やアンドロメダ座など多数の星座が宇宙人の本拠地として登場し、星座毎に、宇宙人たちの特徴や、これまで地球に与えて来た影響等が紹介されていたりする。
しかし、少し考えれば分かることであるが、星座は、地球から見て、ある程度まとまって存在しているように見えるだけで、実際に宇宙でまとまって存在しているワケではない。
例えば、オリオン座で言えば、地球から最も近い星で500光年、遠い星で1500光年である(*)。
(*)参考:「星座と星までの距離-中学 | クリップ | NHK for School」
オリオン座の星々までの距離をCGで見たようすです。近い星で500光年、遠い星では1500光年も離れています。星座は、地球から見たみかけ上の形にすぎないのです。 |
小学生でも分かることであるが、宇宙人たちが星座毎にまとまって行動していたり、共通の特徴を持っているワケがないのである。
ゲリー様、他のトンデモ本の話をそのまま信じてないで、もうちょっと考えようよ・・・
なお、「オリオン星座からやってきた存在たち」をありえる形に変えるとしたら、オリオン座を構成する一つの星、例えば、ベテルギウス。そして、ベテルギウスは恒星で生物が住んでいるはずがないから、(※「恒星に生物が住めるわけないだろ!」とツッコまれると、「高次元の存在なので大丈夫!」などと後付けの都合の良い設定が追加されることも多いが。)
「オリオン星座のベテルギウスを公転する惑星の一つから来た存在」
もしくは、
「オリオン星座のベテルギウス系から来た存在」 (※太陽系ならぬ、ベテルギウス系)
(注)ベテルギウスを公転する惑星が存在するかは、未確認。 |
と、なるのデス!
他のトンデモ本の内容をそのまま受け売りして、「オリオン星座からやってきた存在たち」という表現をとるなど、なんたる怠惰!なんたる怠慢!! (by ペ゙テルギウス (Re:ゼロから始める異世界生活))
以上、ゲリー様の「人類アカシャ全史」はデタラメ過ぎて、読むに値しないことは明明白白であろう。
よって、超古代史関連へのツッコミはこれで終了することにする。
これまで何度も述べて来たように、
他のインチキ霊能者たちの妄想を真に受けて、自分の妄想で改変したり、上乗せしたりしただけ |
に過ぎない。
な~にが、アカシックレコードだ、聞いてるコッチが恥ずかしくなるわ。
続いて(その5)では、無能力者のゲリー様が、どのようにして特別な力があるように見せかけるのか、そのテクニックを見て行こう。
2017.05.23新規 |
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ホント、ゲリー様、他のトンデモ本を真に受けてるダケなんだナ。 |
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