『聖書の暗号は読まれるのを待っている』にツッコミ!(その3) ・・・ イオン・アルゲイン様
※当記事は、(その1)(その2)からの続き。


 「聖書の暗号」に、自分がロト6を当てるという予言と、ロト6を当てる為の数字の操作法を発見したイオン・アルゲイン様。

 次に、ロト6の数字を選ぶ為に、当たりの数字を求める為の6桁の数字の選定を始める。
<P.330>
 本当にありがたいことに、ここまで進んでやっとあの世の助け船というか、手助けを感じることができました。今まで同様に右脳イメージ力により数字を選んだのですが、今回は1回目の挑戦でその数字を見事に当てることができました。100万分の1をほとんど他力本願で一発突破です。普通に言えば右となまぐれあたりですが、筆者にはあの世の助け船だとしか思えません。スロットマシンは使わずに、心を真っ白にして浮かんだ数字がこの数字です。

 765041

(※管理人注)文字に色を付けたのは管理人(以下、同様)。
 どうやら、「あの世の助け船」だと思えることが起きたらしく、「右脳イメージ力」で一発で数字が浮かんできたらしい。

 そして、この「765041」を使って、検索すると、、、
<P.330-331> (※上記からの続き)
 この数字が選び出したもので、この数字の周辺には以下の言葉が出ていました。
出現語            訳
minoh        筆者のイニシャル、mいのう
from the right      正しい
as difference        差
with the 1 12   1月12日(
旧暦で新暦に直すと2月25日)
takarakuji         宝くじ
the tasu
          足す

というような言葉がヒットしたらしい。

 イオン・アルゲイン様の本名、稲生雅之のイニシャルである「minoh」って、「まさゆき」は省略形の「m」でOKらしい。これだと、「耳納(みのう)」、「箕面(みのお)」とでも読めるだろうに(※双方とも地名)。

 そして、西暦、和暦に続いて、
旧暦登場!

 この人、ホンマ、何でもアリやな。


 そして、いよいよ、ロト6を購入する数字の選定である。
<P.331>
 残るは6つの数字の選択です。今まで同様にロト6と485(第485回)の近い部分を選んで評価をしました。今回は3ヵ所の統計処理の結果です。なかなかまとまらないので、確率の高い順に13個にもなってしまいました。
 これを高い順から並べると、

 15、16、10、11、36、
12、41、6、21、18、40、8、42

 となりました。
 最終的にもっとも確率の高いもの、

 10、11、15、16、36、41

 を選択し、
765041を705641に変化させて加えました。購入した数字でもっとも期待したものが以下となります。

 17、11、20、22、40、42

 確率の高い順に6つ選べば、6つ目の「12」が入らなければならないのだが、何故かすっ飛ばされている。
 さらに、選んだ6つの数字に加算する「765041」の順序を変えて、「705641」を足すイオン・アルゲイン様

 何の説明もなされていないが、少し考えれば、その理由の見当はつく。

 「12」も含めた「10、11、12、15、16、36」のそれぞれに「7、6、5、0、4、1」を足すと「17、17、17、15、20、37」になって、「17」が三つになっちゃうからねぇ。この数字じゃ、ロト6は買えないわな。

 それで、「12」を外しても、まだ「17」が二つ。結果、加算する「765041」の順序を変えて、「705641」にしたワケですな。

 都合が悪くなると、テキトーに変えてたんじゃ意味無いだろうに。


 そして、期待のロト6の当否は、
<P.332-333>
 そのような流れもあったので、25日のロト6の当選発表の結果には、非常にがっかりしました。全くの外れだったからです。今回は自信があったので、完全に打ちのめされた感じです。ここまで暗号上で正しく出せたのになぜだと、なぜこうなるのかと本当に思いました
 やっぱり外れ。

 「ここまで暗号上で正しく出せたのになぜだと、なぜこうなるのかと本当に思いました」

 だ〜か〜らぁ、「聖書の暗号」なんて存在しないんだって。「探そうと思えば、大抵のものは何でも見つかってしまうもの」なんだって。

 てか、肝心の暗号解読については、西暦、和暦はおろか、旧暦まで持ち出した上に、日本語混じりの検索。そして、立証作業においては、「右脳イメージ力」なるものを駆使し、しかも、上記のように、テキトーに数字の順序を変えておいて、「暗号上で正しく出せた」と思っているところがさすがである。


 さて、「完全に打ちのめされ」てしまったイオン・アルゲイン様であるが、我らのイオン・アルゲイン様は、これでも諦めない。
<P.333> (※上記からの続き)
 いろんな考えが頭を巡るのですが、まずは状況の理解と分析を始めました。外れることを確認した所、なんと間違いを知ると出てきました。間違いとはなんのことでしょう。ここからいろいろと考えることになりました。
 なんか、よー分からんが、「間違いを知る」というキーワードが出てきたらしい。

 そして、
<P.333> (※上記からの続き)
 筆者に間違わせるためにわざわざ6桁の数字を教えたとなると、非常に大きな何かが存在しないといけません。間違いを教えられればその情報を信じなくなるのは人の常です。もう騙されたくないと思って当然です。
 結局、筆者を間違わせるためのコードが存在することを認めることになりました。間違わせるためにその部分に向けられたとしても、間違いを導く部分が元々存在しているからできることです。筆者を間違わせて学びをくれるのも結構ですが、
この学びには単なる間違いだけではない重要な意味がないと、暗号が信用を失うということにつながるのです
 間違わせるよう仕向けた「非常に大きな何か」を想定し始めたイオン・アルゲイン様(笑)。

 そして、その間違いには、「単なる間違いだけではない重要な意味が」あるらしい。


 続いて、
<P.333> (※上記からの続き)
 筆者を間違わせるコードの存在理由は、聖書の暗号の成立時にありました。ここまで進んでやっと気づいたのですが、悪の側が聖書を準備した時点で、既に悪の側の暗号が聖書の中に存在していたのです。このように考えないと辻褄が合わないのです。
 暗号は膨大な量ですので、これを限られた時間で作成するには無理がありそうです。元々存在したものの一部を修正する方が容易であることは簡単に想像できます。
愛の側の王が悪の側のコードを修正しましたが、そのすべてを消して書き直したわけではないのです
 どうやら、イオン・アルゲイン様によると、「聖書の暗号」を作ったのは「悪の側」で、それを「愛の側の王」が一部を書き直したらしい。

 「このように考えないと辻褄が合わないのです」って、
「『聖書の暗号』など存在せず、単に、探そうと思えば大抵のものは何でも見つかってしまうもの」と考えれば、辻褄が合うし、一番、合理的な結論なんだけどねぇ。。。

 そして、
<P.334>
 現在の自分に合わせて状況を考えると、困った事態に陥っていることがわかりました。元々の計画では、筆者にはロト6を当てることができないようにされているということです。念のために、この次である3月4日の場所を探して検索しましたが、自分の名前に大当たりと罠という言葉が重ねられていることがわかりました罠はあとから書かれたもので、筆者に警告をしてくれているのでしょう。
 そうすると、自分の名前に関連する部分にはロト6の当たりを取る情報は存在しないことになります。存在したとしても、悪の側のコードに上書きされているので、そのメッセージの解読が非常に難しくなっていることが予想されます。また、その場所の特定をどのようにすれば良いのかも難しくなります。ここを突破するのに努力も良いですが、現状では道具立てが非力でソフトの統計処理ができないなどの問題があるので、
他の方法を考えることにしました
 今度は、自分の名前と共に、「大当たり」「罠」という言葉が見つかったらしく、この「罠」という言葉は、どうやら、「愛の側の王」がイオン・アルゲイン様の為に後から追加してくれたものらしい。

 これらのことをまとめると、イオン・アルゲイン様は次のように考えているようだ。
○そもそも「聖書の暗号」を作ったのは「悪の側」。(※上記では触れられていないが、それはムーの時代のこと)
「悪の側」は、イオン・アルゲイン様がロト6を当てることによって「聖書の暗号」を証明しようとするのを事前に分かっていた。
「悪の側」は、それを邪魔しようとし、ロト6を当てることができないように仕組んだ。
○その後、「愛の側の王」が「聖書の暗号」を一部書き直し、その一つとして、イオン・アルゲイン様への警告の為に「罠」という言葉を追加した。
 まあ、なんと言うか・・・よくもまあ、こんな、どうしようもない妄想を平気で主張できるものである。





 以上、「聖書の暗号」を使ってロト6を当てられない理由を、「悪の側」のせいにし出したイオン・アルゲイン様。

 ちなみに、このように、
「悪モノを想定して、都合の悪いことはその悪モノのせいにする」という思考手法は、自分の失敗や間違い等を認められない人間がよく持ち出すものである。

 自分を邪魔したり、攻撃してくる「悪モノ」を想定することによって、自分の失敗や間違いを、その「悪モノ」のせいにして誤魔化すのである。


 例えば、2002年に多摩川にアザラシのタマちゃんが現れた際、そのタマちゃんを救おうとする白装束集団が登場して話題になった。その白装束集団はパナウェーブ研究所という団体で、その上部組織の千乃正法の千乃裕子代表は、
「共産ゲリラから『しめつけ痴漢ビーム』による失禁攻撃を受けている」と主張していた。
<参考>
○Wikipedia「パナウェーブ研究所
○Wikipedia「千乃裕子

 年をとれば、尿漏れや失禁があってもおかしくないのだが、そのような自分を認めることができずに、
「共産ゲリラ」という悪モノを想定して、失禁の原因をそのせいにして誤魔化したのである。

 また、インチキ宗教団体等が、米軍やCIA、共産主義者、資本家、及び、それらに操られた政府やマスコミ等を自分たちの敵として設定することが良くあるが、これも、教祖や組織等の失敗や不完全さ等をそれらのせいにして誤魔化しているのである。


 イオン・アルゲイン様の発想も、このような思考手法と同じものである。

 そして、その発想が高じれば、「悪モノ」に関する妄想がひどくなり、「監視されている」、「自分の部屋が盗聴されている」などと言い出し、家族や友人、そして、道行く人にまで猜疑の目を向け始め、日常生活に支障が出るほどになる。いわゆる、被害妄想である。(※被害妄想を抱く人の全てが、このパターンでそうなったとは限らない)



 さて、「悪の側」の企みを見抜いた(つもりになった)イオン・アルゲイン様は、今度は、「他の方法を考えることにし」たらしいが、続きは(その4)にて。



2012.03.13 新規

果たして、イオン・アルゲイン様は、「悪の側」が仕掛けた罠をかいくぐって、見事、ロト6を当てることができるのか!?

乞うご期待!