<木村様> で、鹿児島空港着陸、飛行機がする前から、(私は)涙が出て、出て、出て(しょうがなかった)。それまでぐっすり眠ってたの。
<多岐川さん> へー。
<木村様> どうして、そうしてね。もうそれこそ、鼻をぐずぐずしながら。
で、花粉症じゃないけど。(お父さんが)一緒にいるのね。今。
<多岐川さん> えっ、今?
<木村様> で、あなたの心(気持ち)が嬉しいんでしょ。おそらく。それが何かを伝えたい、伝えたいっていう気持ちがあったんでしょ。
その(自殺した)現場に行ってくれる。胸がいっぱいになるほど、あなた(の気持ちが)嬉しかった。本当に。
<多岐川さん> そうなんだ。
<木村様> だから、親だから、お父さんが好きだったら、何でもいいから、お酒でもいい、お花でもいい。ちょっとだけ(供えてあげて)。
<多岐川さん> (涙ぐみながら、うなずく)
<木村様> せっかくなんだから。
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