「カスペ!『木村藤子のキセキ相談!美女たちのターニングポイントSPII』」にツッコミ!(その9)
 ※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)(その8)からの続き



 番組上は、多岐川華子さんの「キセキ相談」に続いて、松居一代さん、谷一歩さんと登場するのだが、今までと同じようなツッコミになるので割愛する。

 当記事では、最後に登場した鈴木早智子さんとの「キセキ相談」を見て行きたい。

<ナレーション>

 歌手 鈴木早智子
 かつてアイドルデュオWinkとして相田翔子と共にトップアイドルに上りつめた
 しかし、今、鈴木は表舞台から遠ざかっている
 44才になった元アイドルが抱える悩み
 それは、自分の今後と仕事の問題


 (鈴木さん独白)
<鈴木さん> 引退っていう言葉って、辞めたいなとか、そういう事はもちろん何回かあったりとかしたんですけど。今後の自分の方向性が、今、とても自分の中で、多分人生一番迷ってる時なので。


 (鈴木さん、木村様の待つ部屋へ)


<ナレーション>

 
だが、鈴木の歌手生命を賭けた相談は、予想だにしない最悪の事態に


<木村様> 
まずご自分のことは何を伺いますか?

<鈴木さん> 
今、とっても迷い時期なんですね。
ずっと芸能界でやってきて、ちょっとお休みさせていただいていたんですけれども、最近ちょっとまた活動を始めて。でもまぁちょっと過去に色々と、仕事の中での人間関係でちょっと騙されちゃったりとか。
あとやっぱり歌を原点にしてこの世界に入ったんですけれども、歌への情熱が何か今ちょっと人生で初めてぐらい消えてて。

<木村様> 
(聞きたい)要点を1つずつまとめましょうね

<鈴木さん> 1つずつ?はい。

<木村様> 
まずあなたは今後仕事のこと、芸能界でやっていきたいのか?歌をやっていきたいのか?または違うことをやっていきたいのか?何を聞きたいのかって

<鈴木さん> 
それがわからないんです

<木村様> 
ということは、私は何を聞いたらいいのか?

<鈴木さん> 
仕事に関しては、お声はいただいているんですね。ただ、あの…。

<木村様> 
あなたは今仕事が来ているというが、その仕事も多くはなく視えるんです。数が少なく視えます。それについて回答すればよいのか?または仕事に対しての意欲が思うように湧いてない、と。この部分をどうしたら良いのかを聞きたいのか?どの部分をあなたは言いたいのか?


<ナレーション>

 
全く会話が噛み合わない。そして・・・

 このやりとりの最後のナレーションで「全く会話が噛み合わない」とあるのだが、この言葉が鈴木さんの「キセキ相談」のキーワードとなって行くことになる。

 よって、以下では、
「会話の何がどう噛み合っていないのか」を念頭に置きながら、二人のやりとりを見て行きたい。


 まず、上記のやりとりで木村様が最初に質問したことは、「まずご自分のことは何を伺いますか?」である。

 それに対して、「今、とっても迷い時期なんですね」との鈴木さんの回答。ただし、その後に続く言葉では前置きが長過ぎて、
仕事関係で何をどう迷っているのか分からない

 続いて、木村様は、鈴木さんの言葉を遮って「(聞きたい)要点を1つずつまとめましょうね」と指摘し、さらに、「まずあなたは今後仕事のこと、芸能界でやっていきたいのか?歌をやっていきたいのか?または違うことをやっていきたいのか?何を聞きたいのか。」と質問する。

 アンタこそ、いろいろ質問してないで、(聞きたい)要点を一つずつまとめろよ(笑)

 そして、この質問に対しては、鈴木さんは「それがわからないんです」と回答。

 木村様がいろいろと質問しちゃったから、
「何がわからない」のかイマイチ不明だが、おそらくは、「何を聞きたいのか分からない」のではなくて、「自分ではやりたいことが分からず、芸能界の仕事を続けるか否かも含めて、分からない」と言うことではないかと思われる。

 まあ、やりたいことが分からないってんなら、こう答えるしかないわな。別に会話が噛み合っていないワケではない。

 そして、この言葉に対して、「ということは、私は何を聞いたらいいのか?」とさらに質問をする木村様。

 ちょ〜、木村様〜、「私は何を聞いたらいいのか?」って、アンタは答える側だろうに〜〜(笑)

 それに対して、鈴木さんはどう答えりゃいいんだよ〜〜〜!


 ワケの分からないことを言い出す木村様。
この質問は確かに噛み合っていないよな。

 ま、相手が何をしたいか分からないと言っているんだから、通常、霊能力者としての答えは、おおよそ以下のようなものになるであろう。
1.進むべき道を示す
 (1).今まで通り芸能界の仕事を続ける。
 (2).このまま芸能界の仕事を続けるが、別のジャンルに挑戦する。
 (3).芸能界を辞めて別の仕事をする(結婚も含む)

2.やりたいことが分かるようになる為の手段・方向性を示す
 このようなことを答えりゃいい話なのに、「私は何を聞いたらいいのか?」って。。。

 木村様、相手の言ってること理解してます??


 そして、木村様のこのワケの分からない質問に対して、鈴木さんが「仕事に関しては、お声はいただいているんですね。ただ、あの…」と、おそらくは聞きたいことを伝えようとするのだが、木村様はそれを遮って発言。

 人の話を聞けよ。

 そして、木村様が人の話を遮ってまで語った言葉は以下の通り。
あなたは今仕事が来ているというが、その仕事も多くはなく視えるんです。数が少なく視えます。それについて回答すればよいのか?

または仕事に対しての意欲が思うように湧いてない、と。この部分をどうしたら良いのかを聞きたいのか?どの部分をあなたは言いたいのか?
 まず、木村様は、「その仕事も多くはなく視えるんです」誰にでも簡単に予想できることを、さも霊視したかの如く指摘した後、何を聞きたいのか質問攻撃。

 ほんっと、「(聞きたい)要点を1つずつまとめましょうね」だよね。

 そして、結局、ここまでで木村様がしていることは、次の通り、自分に何を聞きたいのか尋ねているダケ。
最初の

 「まずご自分のことは何を伺いますか?」

次に、「(聞きたい)要点を1つずつまとめましょうね」と言った後の

 「何を聞きたいのか」

そして、上記の

 「それについて回答すればよいのか?」
 「この部分をどうしたら良いのかを聞きたいのか?どの部分をあなたは言いたいのか?」

 言葉こそ変えてるものの、結局、徹頭徹尾、相手が自分に聞きたいことを尋ねているダケである。しかも、最後のは相手が話しているのを遮ってまで聞いてるんだから、話が進むはずもない

 なんか、もうねえ。カウンセリングとしては、ほんっと、グダグダだよね。話を引き出すのヘタ過ぎだよね。


 そして、この木村様の質問攻撃の後、先述した通りの「全く会話が噛み合わない」とのナレーション。

 ここまで見る限り、「私は何を聞いたらいいのか?」とワケの分からないことを言い出したり、鈴木さんの言葉を遮って最後まで言わせずに質問攻撃したりして、
会話が噛み合っていない原因は、むしろ、木村様の方にあると思えるのだが


 二人のやりとりの続きを見てみよう
<上記からの続き>

<鈴木さん> 何か私もわからなくなってきちゃったので、仕事のことは本当にもう迷っているので。(相談の)話題を変えてお聞きしても大丈夫ですか?

<木村様> 話題を変えるって仕事じゃなく?何に変えるの?

<鈴木さん> あの、健康面とか。

<木村様> この場でいきなり変えて、いいけれども、私はいいけれども、あなたの立場が、信用性が薄くなる。意味わかる?

<鈴木さん> はい。

 木村様の質問攻撃に折れて、話を仕事から健康面に変えようとする鈴木さん。

 それに対して木村様は、「この場でいきなり変えて、いいけれども、私はいいけれども、あなたの立場が、信用性が薄くなる。意味わかる?」と指摘する。

 え〜、それって、普通、カメラが回ってるところで言うかぁ? 「あなたの立場が、信用性が薄くなる」って。。。

 通常、その場はうまく流して、カメラが回ってないところで注意するのがセオリーだろうに。木村様がその場で指摘することでむしろ、周知させることになってるって。

 きっと、木村様、街でスカートのチャックが全開になっている女性を見つけたら、大声で
「ちょっと、そこのアンタ!スカートのチャックが全開でパンツ丸見えよ!」って注意するタイプなんだろうな。

 ま、そもそも論として、鈴木さんが話そうとしても言わせてあげず、同じような質問を繰り返してるだけの木村様の方に、より問題があると思うのだが。




 以上、木村様のワケの分からない「キセキ相談」はまだ続くが、続きは(その10)にて。



2014.02.18 新規

    精神世界
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ほんっと、グダグダ。

何なんだよ、アンタは?