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「カスペ!『木村藤子のキセキ相談!美女たちのターニングポイントSPII』」にツッコミ!(その2)
 ※当記事は(その1)からの続き



 当記事では、(その1)で見た木村様と大場さんのやりとりをまとめ、その内容を検証してみたい。

 まず、(その1)でのやりとりで、木村様が霊視した内容は以下の通りである。
@.甲状腺に(何かが)ちょっと視える。それは、病院でも手術とかそういう状態ではなく、しつこいぐらいに凝視したから視えた程度。

A.詰める食べ方で、ゆっくり食べていない。それで胃が、ビニールの袋に水を入れて下に置いたようになっている。

B.食べたものを排出する方向性を努力した方がいい。

C.大場さんが健康食品系の飲み物を意識して飲んでいる。


※「黒酢」の方は、霊視ではなく一般論としての話だと判断したので上記には含めなかった。
 そして、こうやって木村様の霊視結果をまとめ、やりとりの内容を改めて確認してみると、次の特徴を持っていることが分かる。
1.全て漠然としている

2.先に答えを言っているのは相談者

3.同じ条件の人なら大抵の人が当てはまることを指摘している


 では、順に詳細に見て行こう。

<1.全て漠然としている>


 まず@の
「甲状腺に(何かが)ちょっと視える・・・」は、甲状腺に何が「ちょっと」視えるのか全く分からない。単純に考えれば、「腫瘍のようなカゲ」だとも思えるが、「腫れている」のが「ちょっと」視えるのかも知れない。

 そして、木村様は、「病院でも手術とかそういう状態ではない」「しつこいぐらいに凝視したから視えたっていう状態」と言っているので、言われた本人は通常、わざわざ病院に行って甲状腺を検査してもらおうとまでは思わないだろう。

 結果、相談者は、
「木村様が、甲状腺に何か分からないものを『ちょっと』霊視した」と言うことを鵜呑みにして終わることになる。

 また、仮に、相談者が大事をとって病院に行って検査してもらったとしても、
漠然としたことしか言っていないので、どのような結果が出ようが口八兆手八兆で誤魔化すことが可能である。

 想定される検査結果をパターン分けし、それぞれについて、木村様がどのように対応すれば良いかは以下の通りである。
<何の異常も見つからなかった>

 → 「しつこいぐらいに凝視したから視えたっていう状態」って言ったでしょ。検査するまでに自然に治っちゃったのね。(もしくは、「検査では検知できない程度なのよ」)


<軽度の異常が見つかった> (※腫瘍でも、腫れでも何でも可)

 → 「ちょっとです。大きくはない」と言った通りだったでしょ。


<重度の異常が見つかった> (※腫瘍でも、腫れでも何でも可)

 → TV番組収録中であまり良く霊視できなかったけど、やっぱり異常があったわね。

(※木村様は「しつこいぐらいに凝視した」とも言っていたが、上述のようなやりとりで木村様の霊能力を疑うことの出来ない人には、これ程度の言葉で十二分に丸め込むことが可能である。

※霊視から検査までに時間が経っている場合は、「あの時は、ちょっとだったけど、時間が経って大きくなっちゃったのね」と言えば良い)

 結局、どう転ぼうが、木村様の霊視は外れたことにはならないのである。


 次にAの
「胃が、ビニールの袋に水を入れて下に置いたようになっている」は、(その1)で記載した通り、単純に考えれば「胃の形」のことを言っていると思われるが、そうとは明言していない。

 よって、仮に、相談者がレントゲン等で胃の形を調べたとしても、やはり、どうとでも対応可能である。
<胃の形が、ビニールの袋に水を入れて下に置いたような形だった>

 → 言った通りだったでしょ。


<胃の形は普通だった>

 → 何か、言葉足らずで勘違いさせちゃったみたいだけど、別に胃の形について言ったわけじゃないの。よく噛まないで食べて、胃がもたれた状態なのをそう表現しただけなのよ。



 続いてBの
「食べたものを排出する方向性を努力した方がいい」は、(その1)でも指摘した通り、もはや、日本語として何を言っているか分からないレベルで漠然としている。

 このようなことを言われれば、排便に問題があることを指摘されているのだから、通常、
「便秘」のことを言われていると考えるだろう(おそらく、大場さんも、そうだと考えた)。

 そして、もし、仮に、相談者が
「便秘」のことを言われていると考え、

 
    「いえ、私、毎日快便で、便秘したことないのですが・・・」

と反論したとしよう。そのようなケースでも木村様は次のように回答すれば、やはり、霊視によるアドバイスは外れたことにならない。
「便秘のことを言っているんじゃないの。腸に宿便が溜まっているようだから、もっと、食物繊維を取るようにした方がいいわね。場合によっては、漢方薬やプチ断食も考えた方がいいかも知れないわ。」
 これも、木村様が漠然としたことしか言っていないからこそ、なせる技である。


 最後にCの
「健康食品系の飲み物を意識して飲んでいる」は、何の飲み物か言っていないのがミソである。

 一応、「麦茶グリーン」と謎の飲料が登場しているが、これは、
例えば、何ですか今はやりの麦茶グリーンとか、何か意識して飲んでいるのかもしれませんと、一例として上げられているのみであるので、相談者が飲んでいるものが「麦茶グリーン」でなくても何の問題もないことになる。


<2.先に答えを言っているのは相談者>


 @の甲状腺についての霊視は、「甲状腺」というキーワードを出したのは木村様であるものの、
「甲状腺にちょっと問題がある」という答えを先に言っているのは大場さんである。

 より具体的には、以下の通りである。
<木村様> 甲状腺は(異常)ないですね? ちょっと引っかかる?

<大場さん> あ、はい。
 このように、木村様の(甲状腺が)ちょっと引っかかる?」の質問に、大場さんが「はい」と答えている。

 そして、その答えに従って、木村様が「ちょっとです。大きくはない」と、
「甲状腺にちょっとの何かが視える」という霊視結果を提示したダケなのである。

 もし、大場さんが「甲状腺は(異常)ないですね?」という質問に「はい」と答えていたなら、木村様の霊視結果も違ったものになっていたのではないだろうか。


 次にCの
「健康食品系の飲み物を意識して飲んでいる」でも同様、木村様が最初に「なんですか、これ飲んでるのは?」と質問を投げかけている。

 そして、その質問に大場さんが「野菜ジュース」と答えてから、木村様は「それそれそれ、グリーン」と、如何にも「野菜ジュース」が視えていたかのような返答をしている。

 結局、先に答えを言っているのは相談者であり、木村様は、その答えに従った霊視結果を出したり、その答えが視えていたフリをしているダケなのである(あくまで、「上記2ケースで判断するのならば」という前提であるが)。


 ただ、「『健康食品系の飲み物を意識して飲んでいる』
という霊視結果は当たっているじゃないか」と思う人もいるかも知れないが、それは次で解説しよう。


<3.同じ条件の人なら大抵の人が当てはまることを指摘している>


 まず、Aの
「詰める食べ方で、ゆっくり食べていない」は大抵の人が当てはまるであろう。

 仮に、
「私、意識してよく噛むようにしてます!」と反論されたとしても、「そうみたいだけど、まだ足りないわ。胃に負担になっているわよ」とでも答えれば良いダケである。


 次にBの
「食べたものを排出する方向性を努力した方がいい」は、先にも述べた通り、単純に思いつくのは「便秘」のことである。そして、女性で「便秘」の人は多いので、大抵の人が当てはまることになる。

 また、仮に、相談者が「
便秘」で悩んでなくても、どうとでも誤魔化せるのは上述の通りである。


 最後にCの
「健康食品系の飲み物を意識して飲んでいる」は、大場さんが50代の女性で、かつ、更年期障害を患っている(*)ことを勘案すれば、かなりの高確率でその条件に当てはまることになるであろう。
(*)
 以下のニュース記事では大場さんが、ホットフラッシュや頭痛、めまい、肩こりなど、更年期の症状を患っていることが記載されている。

 ○NEWSポストセブン「大場久美子 夫に尽くすのが好きでなかったと気づき離婚した」(2013.01.15)

 乳酸飲料、青汁、豆乳、甜茶、等々・・・むしろ、「健康に良いそうだから」という理由でこのような飲料を飲んだことがない50代の女性を探す方が難しいのではないだろうか。

 仮に、相談時点では飲んでいなかったとしても、木村様の霊視の「何か飲んでるのがちらっと視えた」を、相手の過去の姿が視えたことにして、
「これ、続けた方がいいわよ」とアドバイスすれば済む話である。




 以上、(その1)で見た木村様のやりとりは、
霊視能力が無くても小手先のテクニックで出来るレベルのものである。

 もう、結論を出しても良いかとも思われるが、まだまだ木村様のやりとりは続くので、あせらず、じっくりと検証して行こう。


 ちなみに、上述のような、
「外観を観察したり何気ない会話のやりとりで、相手のことを言い当てる(言い当てたと相手に思い込ませる)テクニック」のことを「コールド・リーディング」と言い、また、「誰にでも当てはまる問い掛けを連発していく手法」のことを「ストックスピール」と言う。

 双方とも、
インチキ霊能者や占い師が、自分に特別な能力があるかの如く装う時に使用するテクニックである。

 なお、このようなテクニックについては下記の記事で解説したので、詳細はそちらを参照願いたい。
インチキ占い師・霊能者の手口 (その3)コールド・リーディング(1)
インチキ占い師・霊能者の手口 (その4)コールド・リーディング(2)
インチキ占い師・霊能者の手口 (その5)コールド・リーディング(3)

 さて、木村様の相談はまだまだ続くのであるが、以降は、上記で解説した次の霊視の特徴を念頭に置きながら見て行こう。(※(その3)に続く)。
1.全て漠然としている

2.先に答えを言っているのは相談者

3.同じ条件の人なら大抵の人が当てはまることを指摘している




2013.12.31 新規

    精神世界
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さて、「本当に視えている」としか言えないような霊視を木村様は披露してくれるのかナ?