●解脱・死・狂気――残された道は三つ
◎6月19日(金)
今、浄化法が終わったところ。修行に入る前より、約2.3キロ減っている。昨日の夜より修行を開始したけれども、前日まで仕事でほとんど徹夜明けだったため、ダウンしてしまった。まだ、ツァンダリーの瞑想も暗記していない。早く覚えなければ。
今日からは、睡眠4時間。甘えていられない。頑張らなければ。今、解脱しなければ、私は今生で解脱することは不可能だろう。あらゆる事象がそれを示している。
解脱か、死か、気が狂うか、私に残された道は三つしかない。
朝6時起床。ヴァヤヴィヤに入る。いつも通りの方法でやっていると・・・・・・しばらくすると、何回目だろうか、右耳で今まで聞いたことのない音が聞こえてびっくりした。右耳の内側あたりだろうか、何かが回転するような音で、シュルシュルシュル・・・・・・といっている。と同時に、右側の空間で音がしはじめた。ヒューとか、パチとかである。大きい音ではないが。
しかし、この音はすぐに消えてしまった。その後少しして、ヴァヤヴィヤのレーチャカのクンバカのときに、身体が跳ねだした。今まで震動はあったのだが、今回のは明らかにダルドリー・シッディである。同時に身体が軽くなるような気がした。
〜(中略)〜
足の痛みはどうしようもない。蓮華座が続かないのだ。体が跳ねて前に出るので、先生からいただいたジュウタンをたてに敷いた。
ヴァヤヴィヤのあいまに、たびたびアストラル界に入ってしまう。アルトラル界で生活、行動しているのだ。なにか、寝ているんだか、起きているんだか、わからないような、中間の状態だ。フーッと自然に気がついて、
(ヴァヤヴィヤをやらなくては。)
と思い、続ける。
〜(後略)〜
(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様)
「浄化法」や「ツァンダリー」、「ヴァヤヴィヤ」等、聞き慣れない用語が記載されているが、本書で明確な説明がないものも多く、かつ、いちいち説明していくと内容が煩雑になるので、必要と思われるものを除き説明は省略する。 |