『大世見者 松原照子(ムー 2017年1月号)』にツッコミ!(その5)
※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)からの続き。


 どうやら、松原様、2020年東京オリンピックの開催はないと予言しているらしい。

 該当予言は『ムー 2017年1月号』に記載されているが、『ムー 
2014年4月号』でも同様のことが掲載されているので、まずはそちらを見てみよう。
『ムー 2014年4月号(No.401)』 (学研/2014.03)  P.188
東京オリンピックは無事開催されるのか?

 ところで、今後の日本について、松原氏が気になっていることはないのだろうか。その尋ねると、
スッタフの方が、こんなことを話しはじめた
 「昨年、ある講演会で質疑応答をしたときですが、
『東京オリンピックが招致されますか?』という質問に、松原は『ない!』と即答したんです」
 実は、この質問をした来場者は、招致委員会のメンバーだった。そのため、松原氏の回答にひどく落胆した様子だったが、その後、東京が開催地に決定したことは周知の事実である。


※管理人注:文字に色を付けたのは管理人
 2020年のオリンプックを招致する為、東京が他の候補地としのぎを削っている頃の話である。スタッフの話としてだが、松原様が、「東京オリンピックが招致されますか?」と尋ねられて、「ない!」と即答したことが記載されている。

 ご存知の通り、2013年9月に東京が2020年オリンピックの開催地に決定したので、
松原様の予言はハズれたという話である。

 ただ、それだけの話なのだが、これで話は終わらない。
『ムー 2014年4月号(No.401)』 (学研/2014.03)  P.188 (※上記からの続き)
 しかし、だからこそ余計に心配なのだと、スタッフの方はいう。
 「東京に決まったとき、その
講演会を聴きにきていた別の方から、メールをもらいました。『一応、東京に決まったけれど、あのとき松原さんが、東京オリンピックはないといっていたから、きっとこの6年の間に、東京では開催できないような出来事が起きるんだと確信しました』という内容でした。だから、もしかすると2020年までに、よろしくないことが起こるのではないかと気になっています」
 どうやら、講演会参加者の一人が、「あのとき松原さんが、東京オリンピックはないといっていたから、きっとこの6年の間に、東京では開催できないような出来事が起きるんだと確信」したらしい。

 
なんじゃそりゃ。

 松原様の予言なんて、当たる方が不思議だろうに
(※)。
※松原様のデタラメ予言の数々は、以下の記事を参照
○「『宇宙からの大予言』にツッコミ!(その1)」〜(その8)
 しっかも、「招致されますか?」と聞かれて、「ない!」と答えたんだろうに。

 文脈を無視して、無理やり、予言を生かそうとすんなよ。


 なお、この後、「東京では開催できないような出来事」に関連して、松原様による、次のような予言が掲載されているのだが割愛する。
○今年(※2014年)1月、千葉県沖で何度か地震が発生したとき、「1年3か月、1年6か月」という言葉が突然浮かんだ(P.188)

○富士山に異変を感じている(P.188)
 以上、『ムー 2014年4月号』では、2020年東京オリンピック開催に関して、スタッフや信者の話として「開催されないんじゃねーの?」という見解が示されているだけで、当の松原様の見解は一切出て来ない。


 続いて、『ムー 
2017年1月号の方を見てみよう。
『ムー 2017年1月号(No.434)』 (学研/2016.12)  P.30
東京オリンピック開催は「ない」と講演会で即答

 〜(中略)〜

 この予言は、まだ東京でのオリンピック開催が決まっていなかった
2012年2月13日松原氏の講演会の席上で唐突になされた。質疑応答の時間を設けたところ、たまたま来場していた五輪招致委員会のメンバーが、手を挙げて質問したのだ。
「東京オリンピックは開催されますか?」
「ない」
即答だった
という。
 全力で招致活動を展開していた委員会の人々は、肩を落として会場を後にした。
 しかしその後、ほかの候補地を退けて東京での開催が決定。めでたいことには違いないのだが、どうもスッキリしない。開催は決まったものの、それが
不可能になるようなアクシデントが、2020年までに東京を襲うのではないか。そんな不安を募らせる人も出てきた。
 講演会で「即答」したことについて松原氏はこう語る。
「なんであんなことをいったのか、自分でもわからへん。質問を聞いたとたん、何かを考える前に『ない』と口から出てしまったから。私が答えたとは、どうしても思えない」
 なぜ『ない』のか、明確な理由は松原氏も説明できない。

 こちらは、基本的には『ムー 2014年4月号』と同じ内容であるが、重要な点で改竄がなされている。

 
質問内容が次の通り変更されているのである。
『ムー 2014年4月号』  「東京オリンピックが招致されますか?」

          ↓   ↓   ↓ 

『ムー 2017年1月号』  「東京オリンピックは
開催されますか?」
 汚たねぇ〜〜!!!

 「招致されますか?」と聞かれて「ない」と答えたのだから、
招致が決まった時点で予言はハズレ確定である。

 しかし、この質問を
開催されますか?」に変えてしまえば、「ない」という予言は、2020年の東京オリンピック開催まで生きることになる。

 
ムーの中の人が勝手に変えたんやろか??




 以上、ここで一旦切って、続いて(その6)では、そもそも誰が、このような卑怯な改竄をしたのか見て行きたい。

 ちなみに、上述の通り、『ムー 2017年1月号』では、該当質問を受けた講演会の開催日が「2012年2月13日」だったことが記載されている。

 2012年2月は、1次選考すら済んでおらず、東京、バクー、ドーハ、イスタンブール、マドリード、ローマの都市が立候補している状況である(※1次選考で3都市に絞られたのは2012年5月23日(※参考:Wikipedia「2020年夏季オリンピックの開催地選考」)。

 つまり、
6択アメリカ大統領選では2択になった後、かつ、投票1週間前になってようやく予言した松原様が、6択で当てれるワケねーだろ。



2017.02.21 新規

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さて、都合良く改竄した犯人は誰かナ?