東京オリンピック開催は「ない」と講演会で即答
〜(中略)〜
この予言は、まだ東京でのオリンピック開催が決まっていなかった2012年2月13日、松原氏の講演会の席上で唐突になされた。質疑応答の時間を設けたところ、たまたま来場していた五輪招致委員会のメンバーが、手を挙げて質問したのだ。
「東京オリンピックは開催されますか?」
「ない」
即答だったという。
全力で招致活動を展開していた委員会の人々は、肩を落として会場を後にした。
しかしその後、ほかの候補地を退けて東京での開催が決定。めでたいことには違いないのだが、どうもスッキリしない。開催は決まったものの、それが不可能になるようなアクシデントが、2020年までに東京を襲うのではないか。そんな不安を募らせる人も出てきた。
講演会で「即答」したことについて松原氏はこう語る。
「なんであんなことをいったのか、自分でもわからへん。質問を聞いたとたん、何かを考える前に『ない』と口から出てしまったから。私が答えたとは、どうしても思えない」
なぜ『ない』のか、明確な理由は松原氏も説明できない。
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