『大世見者 松原照子(ムー 2017年1月号)』にツッコミ!(その6)
※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)からの続き。


 (その5)で見た通り、2020年東京オリンピックに関連し、『ムー』では次のように
改竄されて、
『ムー 2014年4月号』  「東京オリンピックが招致されますか?」

          ↓   ↓   ↓ 

『ムー 2017年1月号』  「東京オリンピックは
開催されますか?」
松原様が2012年東京オリンピックの開催につき、「ない」と予言したことに変更していた。

 まずは、質問内容が「東京オリンピックが招致されますか?」で正しいことを確認しておこう。

 次のものは、松原様の信者の方のブログに引用された、松原様の2013年9月18日のブログ記事である。(その5)で見た通り、件の質問は「2012年2月13日」になされたものだから、その
約1年7ヶ月後にアップされたことになる。
世見2013年9月18日なのに気になるのです (2013年09月18日)」 (「あほうどりのひとりごと 幸福への近道」より)
<世見>
2013/09/18

 〜(中略)〜

今から書くことを随分と悩みましたがやはりお伝えしておこうと思います。

東京でのオリンピックのことです。
昨年、「オリンピックが東京に決まるか」と質問を受けたことがありました。

私は間髪をいれず、「ない」と答えていました。
何故あのように感じたのかわかりません。

勿論、このことが外れたからと云って弁解しようと思っているのではありません。でも、今もなお心に引っ掛かるものがあり、今の気持ちを書いておきたくなったのです。

私は「自分の感じる全てが正しい」こんな思いは持ち合わせていませんが、
2020年のオリンピックが気掛かりなのです。

私もオリンピックが東京で開催されたら見に行きたいと思いますし、大成功を願う一人です。

「なのに気になるのです」

今日はあなた様にお願いがあります。私の心の中にある不安と申しますか、胸が詰まったこの気持ちが治まるように思っていただきたいのです。無事に東京オリンピックが終わることを私は心から願いたく、私の胸の内を書き記しました。


※管理人注:文字に色を付けたのは管理人
 こちらでは、質問内容は「オリンピックが東京に決まるか」と記載され、文言は微妙に異なるものの、趣旨は「東京オリンピックが招致されますか?」と同じである。

 そして、「このことが外れたからと云って」と述べられ、
松原様自身も予言がハズれたことを認めている

 やはり、
質問内容は「東京オリンピックが招致されますか?」が正しく(細かい文言は別として)、「東京オリンピックは開催されますか?」は誤りである。


 しかし、この内容が、
2016年9月に発売された『松原照子の大世見』の方になると・・・
『松原照子の大世見』 (松原照子/学研プラス/2016.09)  P.122-123
 2012年の東京オリンッピックは
 「ない」と即答してしまったことが気がかり


 
〜(中略)〜

 
東日本大震災が起きてから9年目にあたりに関東大震災がくるのかなぁと、この古文書の文面から感じてしまいました。
 
だからといって、2020年がX年とは思っていませんが、ウェブサイト「幸福への近道」で何度かお伝えしている2020年の東京オリンピックのことが、ふと胸をよぎります。
 あるお集まりの席で
「東京オリンピックは開催されますか」と質問されたとき、間髪を入れず「ない」と答えてしまいました。そんな自分に驚いたと同時に、なぜあんなことをいったのか、いまだに気になっています。
 このお集まりは、東京でオリンピックが開催されることがまだ決まっていない2012年2月に開催されました。
 講演会の質疑応答では、質問される方のお心とすぐに合体できるときなどは、頭の中の一部が開くのを感じ、自分でも「見えた」と思いながら感じたことを話させていただきます。でも、頭の中でシャッター音とはいえないのですが、何かの音がすると、即座に見えないと判断でき、「わかりません」と答えてしまいます。
 
こんな私が「ない」のひとことで東京オリンピック開催について答えてしまったのが気になっています
 改竄したの、アンタか〜い!!!

 ご覧の通り、この、2016年9月時点で、質問内容が「東京オリンピックは
開催されますか」に変更されている。

 
そして、改竄した上で、矛盾することになってしまう、予言がハズれたことを認める文章は当然無し。

 
さすがやで、松原様!!

 「東京オリンピック開催について答えてしまった」んじゃなくて、「東京オリンピック招致について答えてしまった」んでしょ!

 
ウソはいけませんなぁ。

 そりゃまあ、既に分かっている「ブルーグレーのおばちゃま」の正体判明エピソードを再演出したり、本を見ながら 「不思議な世界から、こんな言葉と映像が届きました」等と言えるぐらいですからねぇ。

 これくらいの改竄なんて、余裕ですよネ、松原様!


 ちなみに、この予言、松原様お得意のどうとでもとれる予言「どっちに転んでもOKな予言」と言ってもいいだろう。

 
松原様自身は、「開催されない」と断言することはなく、単に、「気がかり」、「気になっています」と繰り返すだけ。

 そして、
具体的に、何が原因で開催されないのかも語らない。(※直前に地震について触れられているが、「だからといって、2020年がX年とは思っていません」と否定し、あくまで匂わすだけ)

 ただ、こうやって、「気になっています」と言っておけば、本当に、2020年東京オリンピックが何らかの理由(天災・戦争、その他、何でもOK)で開催されなければ、自分の予言が当たったことになり、手柄にすることが出来る。

 また、「気になっています」の範囲は広く、開催までにゴタゴタが起きても(※既に起きてるが)、
「ほらね、気になるって言ったでしょ」と当たったことにすることも可能である。

 さらに、最終的に無事開催されたら、
「気になってたけど、開催されて良かった」でお終い。なんせ、「気になっています」と言ってただけだから。

 
こうやって、「マトがデカイ、曖昧な予言を多数バラ巻き、どれかが当たればOK!」というのが、松原様の主たる手法の一つなのである。




 ※(その7)に続く



2017.02.28 新規

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自分の都合の良いように、事実を変更するなヨ。