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『3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか[T]』にツッコミ!(その10) ・・・ 泉パウロ様
※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)(その8)(その9)からの続き


 (その9)に引き続き、泉パウロ様による、古事記の神々の系譜と旧約聖書の系譜が一致しているという主張を見て行きたい。

 以下の通り、(その9)で見た<系図1>に続き、さらに<系図2><系図3>が提示される。
P.200-202
 <系図2>ではその続きの聖書のノアの子セムからペレグまでセム系の子孫について継続して記録しています。しかし古事記ではこの間の対比できる系図が削除されたようで記されてはいません

 〈系図3〉では聖書のペレグに対比する人物の古事記で言うヤソマガツヒ以降、再び記録されていて、アブラハムまでの系図ですが、聖書のアブラハムの場合、このように古事記と対比するとなんと「アマテラス大御神」と呼ばれており、本来の意味は聖書の語る「大いなる信仰の父アブラハムの神」という意味を私的解釈して、神々の一人にしてしまったようです。有名な「アマテラス大御神」は、本当は神ではありません。普通の人間アブラハムのことです。

  

(注)文字に色を付けたのは管理人(以下同様)
系図に青字の文字を記入したのは管理人。
 まず、上半分の<系図2>について、 「セムからペレグまでセム系の子孫について」、「古事記ではこの間の対比できる系図が削除されたよう」だとして、古事記側の系譜を載せない泉パウロ様。

 で、古事記に掲載されているイザナギとイザナミの子は次の通りである。
<イザナギとイザナミが産んだ自然を中心とした神々>
 上記系図は、最初に産まれたヒルコとアワシマ、及び、14柱の島々を除き、それ以降にイザナギとイザナミが産んだ自然を中心とする神々である。

 なお、古事記には子が産んだ神々も記載されてあるので、それらも掲載してある。(※子が多くて見づらいだろうが、左から右、上から下が産まれた順番である)

 (その9)で見た<系図1>では、大洪水のノアをオオコトオシヲ(紫の四角)に対比し、ノアの子のセム、ハム、ヤペテをそれぞれ、イワツチビコ、イワスヒメ、オオトヒワケ(緑色の四角)に対比させていた。

 それまで好き勝手切り貼りして、横に並べたり縦に並べたりしていたのだから、セムの子孫についても、アメノフキヲから順に当てはめて行けば良いものを、
何故か、アメノフキヲ以下を完全無視して、「古事記ではこの間の対比できる系図が削除されたよう」だと言い出す泉パウロ様

 突然、何でそうなるのか、理解に苦しむ。。。


 次に、上記の<系図3>では、ペレグから再び対比を始めてヤソマガツヒを当てはめている。ヤソマガツヒ以下はイザナギが川で禊ぎを行った際に産まれた神々である。

 で、実際に古事記にはどのように記載されているかと言うと、まず、先述の自然を中心とした神々の次に産まれたのは以下の神々である。
<火の神を産んだことによって病に伏せったイザナミの吐しゃ物等から産まれた神々>
カナヤマヒコ → カナヤマビメ → ハニヤスビコ → ハニヤスビメ → ミツハノメ → ワクムスヒ
 泉パウロ様は、これらの神々についてもガン無視

 そして、次に産まれたのは、
<妻が死んで怒ったイザナギが火の神を切り殺した時に産まれた神々>
ナキサワメ → イハサク → ネサク → イハツツノヲ → ミカハヤヒ → ヒハヤヒ → タケミカヅチノヲ → クラオカミ → クラミツハ

<以下は殺された火の神カグツチの身体に産まれた神々>
マサカヤマツミ → オドヤマツミ → オクヤマツミ → クラヤマツミ → シギヤマツミ → ハヤマツミ → ハラヤマツミ → トヤマツミ
 これらの神々についてもやっぱりガン無視

 そして、次が、亡くなった妻に会う為に黄泉に行って帰って来たイザナギが、川で禊ぎをしようと身に付けているものを脱ぎ捨てた際に産まれた神々である。
<イザナギが身に付けているものを脱ぎ捨てて行く時に産まれた神々>
ツキタツフナト → ミチノナガチハ → トキハカシ → ワヅライノウシ → チマタ → アキグヒノウシ → オキザカル → オキツナギサビコ → オキツカヒベラ → ヘザカル → ヘツナギサビコ → ヘツカヒベラ
 これらの神々ももちろんガン無視

 そして、次が、裸になったイザナギが川で禊ぎをした際に産まれた神々である。
<イザナギが川で禊ぎをした時に産まれた神々>
ヤソマガツヒ → オホマガツヒ → カムナホビ → オオナホビ → イヅノメ → ソコツワタツミ → ソコツツノヲ → ナカツワタツミ → ナカツツノヲ → ウハツワタツミ → ウハツツノヲ → アマテラス → ツクヨミ → タケハヤスサノヲ
 こちらの神々から泉パウロ様は聖書のペレグの系譜に対応させているのだが、青字にしたものが<系図3>で古事記側の神として掲載されているものであり、それ以外は何故か無視された神々である。

 こ〜んな、つまみ食いの対比なんか、よく平気で出来るもんだな。

 なんか、ペアっぽい名前の神を勝手に一方にまとめたっぽいが、それでもイヅノメが無視されたことを説明できないし。


 さて、古事記のみに注目してツッコミを入れて来たが、聖書関連でもツッコミを。

 次の図は、左側が泉パウロ様の<系図2>、右側が
正しい系譜である。
 セムの5人の子供の内、3人を抜き出して縦につなげてしまう泉パウロ様(笑)

 まあ、おそらくは、以下の通り、聖書には「子孫」としか書かれていないので勘違いしてしまったのだろう。
『創世記』 10章22節  (『旧約聖書T 律法』(旧約聖書翻訳委員会訳/岩波書店))
セムの子孫はエラム、アッシェル、アルパクシャド、ルド、アラム。


※微妙に名前の違うものがあるが、同一人物。
 とは言え、他の箇所では次のようにあり、
『創世記』 11章10節  (『旧約聖書T 律法』(旧約聖書翻訳委員会訳/岩波書店))
 これはセムの系譜である。
 
セムは百歳になって、アルパクシャドをもうけた。洪水後、2年目のことである。
 アルパクシャデがセムの玄孫ではなく息子であることは、すぐに分かるはずなのであるが。




 以上、泉パウロ様、したい放題、やりたい放題(笑)

 ちなみに、泉パウロ様による系譜の対比方法の特徴をまとめると次の通りである。
○本来は兄弟であっても、好きなように親子関係に変更可。

○妻と子供を対比させても可。

○産まれた子供全てを対応させる必要はなく、いくらでも無視して可。

○同じ行為で産まれた、まとまりのある神々であっても、どこで切ってもOKだし、つまみ食いのように抽出してもOKで、残りは無視して可。

 こんな方法でOKなら、どんな系譜に対しても「古事記の神々の系譜と同じ!」と主張できるわ。

 なお、泉パウロ様の旧約聖書と古事記の系譜の対比は<系図4>まであるのだが、ツッコミは割愛する。


 まあ、こんな対比方法でOKだと思えるから、本書のようなトンデモ本を書けてしまうのだろうねぇ。。。




2015.06.30 新規

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泉パウロ様、自由過ぎるダロ・・・