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インチキ教祖・教団の手口(その1)

 以下の記事ではインチキ占い師・霊能者による様々な手口を紹介したが、これらは基本的に
対個人のもので、1対1の場合のテクニックである。
<インチキ占い師・霊能者の手口>

 (その1)バーナム効果
 (その2)ホット・リーディング
 (その3)コールド・リーディング(1)
 (その4)コールド・リーディング(2)
 (その5)コールド・リーディング(3)
 (その6)曖昧な条件付きの成就(1)
 (その7)曖昧な条件付きの成就(2)

 もちろん、個人ではなく集団に対して、教祖に特別な能力あるように見せかけたり、特別な人間であるかのように誤認させたりするテクニックもあるわけで、当記事ではその紹介と共に解説をして行きたい。


 まずは、インチキ霊能力者として基本となるモノからである。


1.ブラックボックス(秘密の情報源)

 ブラックボックスとは
「内部機構を見ることができないよう密閉された機械装置」(※Wikipedia「ブラックボックス」)を指す言葉だが、ここでは「他が接触できない秘密の情報源」という意味で使用したい。

 例えば、神の言葉を伝える霊能力者がいるが、その神と接触できるのはその霊能力者のみであり、他の人は神と直接接触して言葉を聞いたりすることは出来ない。その意味で、その神の言葉は、その霊能力者のみが持つブラックボックスだと言える。

 また、霊視能力等も同様で、例えば、
「あなたに起きている不幸は水子が原因です」と言われた場合、通常、我々には本当に水子が悪さしているのか否かは確認できない。霊能力者が持つ霊能力によってのみ、その事実を確認できるからである。

 よって、神の言葉を伝える霊言、霊視能力に関わらず、
霊能力全般は基本的にブラックボックスであると言える。霊能力者本人にしかその内容を確認できないからである。(※ただし、千里眼など、実際に視た場所を確認できる場合があるので、そのケースではブラックボックスではない)


 このようなブラックボックスは霊能力者のみが持っているわけではない。

 例えば、陰謀論でありがちな、次のようなものもブラックボックスに当たる。
○信頼できる筋からの情報
○秘密結社からの情報
○闇の組織の人からの内部情報
 我々は、情報源となった秘密結社等に直接接触して情報の正誤を確認できないからである。

 なお、オカルト系、スピ系、トンデモ系に限らず、メディアによる
「情報源の秘匿」で秘密にされた情報源も同様にブラックボックスであると言える。


 このようなブラックボックス
の危険性は、そこからもたらされた情報を他が再確認できない点に尽きる

 もしかすると、その情報は、全くのデタラメであるかも知れないし(捏造)、誇張されたものかも知れない(歪曲)。また、肝心の部分が意図的に落されて(隠ぺい)、趣旨を誤って伝えるものかも知れない。

 それを知るのは情報発信者のみであり、我々は基本的に、信じるか、信じないかの選択肢しかないのである(他の情報と突き合わせてある程度、検証可能な場合もあるが)。


 このようなブラックボックスの内、
最も危険なのは霊能力というブラックボックスである。

 霊能力者が持つ
霊能力というブラックボックスを信じてしまった場合、それは霊能力者に対して白紙の委任状を渡したことと同様の状況になる。

 霊能力者が誠実な人なら、適切な権限内の適切な行為についてのみ委任内容を記入してくれるだろう。しかし、そうでなければ、権限をはるかに逸脱して全ての財産を管理・処分する権利を与えられたと記入するかも知れない。

 委任状の委任内容は白紙であり、どのようにでも書くことが可能だからだ。

 同じように、
霊能力者は、霊能力というブラックボックスを持つことによって「何でもアリ」の状態になる

 
霊能力はその性質上、人生、生命、財産、職業、人間関係、その他、何でもブラックボックスから情報を引き出して他人に関与・命令ができるからである。

 具体例としては、次の通りである。
お金が欲しい

 → 
「水子を成仏させるには、この仏像に毎日お祈りする必要がある」と言って、高額の仏像を買わせることが出来る。

 → 
「お金に執着することは罪です。神の御国の実現の為にお布施として差し出して徳を積むことが、その罪から逃れる唯一の方法です」と言って財産を差し出させることが出来る。

信者の中に好みの女性がいるのでSEXしたい

 → 
「神があなたを、救世主たる私の子孫を残す女性として選ばれました」と言って愛人にすることが出来る。

天変地異が起きるという予言が外れたので、正当化したい

 → 
「あなた達の信心に甘えがあるから、神は予定を先延ばしにしてくれたのです」と言って信者たちのせいに出来る。

警察にマークされてもうダメだ。一人で死ぬのはイヤなので信者たちも道連れにしたい

 → 
「天使の集団がUFOで迎えに来ています。そのUFOに乗る為には汚れた肉体を捨て、魂のみにならなければなりません」と言って信者たちに自殺を促すことが出来る。

 このような例は実際に起きていることであり、霊能力というブラックボックスの危険性を如実に表し、かつ、霊能力者にとって「何でもアリ」の状態になっていることがよく分かるであろう。


 一方、
陰謀論者が持つブラックボックスは、霊能力ほど融通は利かないものである。

 陰謀論者が持つ
「信頼でできる筋からの情報」等といったブラックボックスは、その性質上、陰謀論関連の情報しか提示しえない、限定されたものだからだ。

 せいぜい、
「これが真実だ」と思っているが根拠に乏しい時に、秘密結社等からの情報として提示することによって、何の論証もなく真実っぽく見せ掛けることが出来るようになるくらいである。

 そして、その後、
「やっぱ違うわ」と思った時は、「秘密結社からウソの情報をリークされた」と責任を秘密結社のせいに押し付けることも可能である。




 以上、インチキ教祖・教団にとって、霊能力が如何に重要なツールであるかがお分かりいただけたと思う。

 
霊能力は、信者たちを自分たちの好きなように操作できるようになる、いわば魔法の杖だからだ。


 ただし、このオールマイティな霊能力も人々に信じさせることが出来なければ、ただの無用の長物である。

 (その2)以降では、霊能力を「真」だと証明することなく、「真」だと信じ込ませるテクニックについて述べて行きたい。




2015.08.11新規

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