『人類アカシャ全史』にツッコミ!(その11) ・・・ ゲリー・ボーネル様 |
※当記事は(その1)、(その2)、(その3)、(その4)、(その5)、(その6)、(その7)、(その8)、(その9)、(その10)からの続き。
当記事でも引き続き、ゲリー様のインチキ霊視テクニックを見て行きたい。
6.ハズれた場合、答えたくない場合の逃げ道も用意
インチキ霊能者は、インチキ霊能者であるがゆえに、明らかに霊視をハズしてしまうことが多々ある。また、具体的な内容を求められても、ウソがすぐにバレそうなので答えたくない時もある。
そのような際、如何に自分の能力を疑われることなく誤魔化せるかで、インチキ霊能者の手腕が試されることになる。
ゲリー様がどのような言い訳をして誤魔化しているか、まずは、これまで見て来たものを列挙してみよう。
○「ノア」文明の継続期間について聞かれる(P.36)。
おそらく、ヘタに答えると、現在分かっている地球史と矛盾が生じる可能性があるので答えたくなかったのであろう。
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「それはとても難しい質問です」、「時間というものは、そのころの概念では存在しない」などと言って誤魔化す。 |
地球が太陽の周りを公転、自転している限り、1年や1日の概念がないわけがないのだが・・・
○坂本龍馬暗殺の動機について聞かれる(P.105-106)
「坂本龍馬の妻の家族が暗殺した」という霊視結果に、相手があまり良い反応をしていない。さらに、相手に動機を質問して、相手の予測を引き出そうとするがそれも失敗。
あまり、この路線での霊視に深入りしない方がよいと判断したのだろう。
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「たぶん、それはミステリーのままなんではないでしょうか。よく見えません」などと言って誤魔化す。 |
都合良く、アカシックレコードの内容が見えたり、見えなかったりするゲリー様。
さらに、相手から、「ゲリーさんにもわからないのですか?」と聞かれると、
「私はいくつかの窓を通してそれを見ようとするのですが、いくつものストーリーが出てきてしまうのです。その中で最も真実ではないかと思われるストーリーは毒殺ということなんです」 |
などと言って、これまでの坂本龍馬暗殺に関する霊視全てが、あくまで複数ある可能性の一つだと主張し、ハズれている可能性を示唆し出す。
○お龍の別の名について聞かれる(P.107)
幕末~明治で、比較的近い時代の人なので、適当な名前を言っても、そんな名前の女性が存在していないことがバレる可能性がある。
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「それはうまく表現できません。魂の名前のように聞こえるので」と言って誤魔化す。
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「魂の名前」のように聞こえたのなら「現世の名前」ではないはずで、直前に言っていた、「龍馬が別の女性と結婚していた、もしくは、お龍が名前を二つ持っていた」という可能性と矛盾することになるのだが・・・
続いて、別シリーズにてツッコミを入れた、ゲリー様の書籍『第三次世界大戦、始まる』(ゲリー・ボーネル+古川益三/VOICE/2001.1)では、自らの未来予言がハズれる理由について次のように説明している。
「アカシックレコードというのは、だれかを通して人間の集合意識から情報を得る」らしく、また、「人の意識というのはそれぞれ違いますから、どんな場合にも一定の、安定した情報が得られるとは限らない」
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この話だけ聞くと、「基本的には『安定した情報を得られ』、例外として、そうでない場合もある」と聞こえるのだが、実際は、ゲリー様の予言は大ハズレのオンパレード。結局は、我々が未来を予想する場合と何ら変わりがない。
また、次のような理由も。
「預言は口にしたとたんに、自動的にそれが変わっていってしまう」
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これだけ聞くと、もはや当たる方が不思議なほど。
さらには、、、
「これは多くの人々がほんとうに心を合わせて祈れば避けることができます。」
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祈りによって回避可能な予言もあるらしい。
以上、予言が外れても、
「どうやら、安定した情報が得られなかったようです」
「口にしたので自動的に変わったのです」
「皆さんの祈りによって回避されたのです」
と言って誤魔化せばいいので安心してデタラメ予言を連発し、「ヘタな鉄砲数撃てば当たる」を狙えば良いというカラクリである。
※ゲリー様の予言関連の言い訳についての詳細は、下記の記事を参照
ゲリー様のようにデタラメ予言を連発していれば、当然、いずれは、当たったり、カスったりする場合も出て来ることになる。 そして、インチキ霊能者は当然、それを利用する。
タマタマ当たった場合、どうするかについては(その12)にて。
2017.07.11新規 |
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ハズしても、如何に上手く誤魔化せるかで、霊能者としての評判が各段に違って来るゾ。 |
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