私の邪念対処法(その7)
※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)からの続き。


9.邪念対処法

 今回紹介するのは、邪念(他人からの嫉妬・恨み・憎しみ・怒り・呪い等のマイナスの想念)を受けた際の以下の4つの対処法の内、(3)以外の3つである。
項番 名 称 目 的 難易度
(1) 丹田活性化法 ○生命エネルギーの充実・活性化
○意識・魂の安定化
レベル1
(2) 丹田観想法T ○意識・魂の安定化 レベル1
(3) 丹田観想法U ○上記2つをより効果的に実行する レベル3
(4) 邪念可視化排除法 ○邪念を可視化した上で排除 レベル2
 (1)〜(3)までは、邪念に影響されない精神作りを目的とするもので原因療法。私が今まで読んだ宗教関連やオカルト関連の書籍に記載されていたやり方を寄せ集めて、少し手を加えたものである。

 一方、(4)は
対症療法で、受けた邪念をその都度排除して行くものである。こちらの方は多少オリジナルな方法なのだが、誰でも思い付きそうなものなので、それほど大した内容でもない。

 また、これら4つの方法は上述の
邪念以外にも、ウツ等の特定の精神疾患等にも効果があると想定しているが、詳細については、それぞれの手法を説明する際に記述する。

 各名称については、
今後、これらの方法を実践した人から効果の有無等について報告を受け、情報を収集して行きたいと思っているので、「名称があった方が、やりとりしやすいだろう」と考えて便宜上付けた。

 名称に使用した丹田とは以下の通りである。
<丹田(たんでん)とは>
 当記事で言う丹田とは、次の下丹田のことである。
Wikipedia(丹田)より
丹田(たんでん)は、内丹術で気を集めて煉ることにより霊薬の内丹を作り出すための体内の部位。下丹田は東洋医学における関元穴に相当し、へその下3寸(へそと恥骨稜の間を5寸とする骨度法による)に位置する
 この丹田は、日本の禅や武道、芸道などにおいても重視されるものである。

 また、ヨーガのチャクラではスワディシュターナ・チャクラに相当し、体内のあらゆるエネルギーの中心・源とされ、
このチャクラを活性化することで心身に活力を与え、意欲や情熱を高める効果があるとされる。(※参考:『Yogaではじめる瞑想入門』(綿本彰/新星出版社/2010/P.5,P.55))

 具体的には、丹田は下図の
「正中心」を中心とした円で囲まれた部分を指している。
『鉄人を創る肥田式強健術』 (高木一行/学研/1986/P.131)


 また、難易度については、現時点で次のように想定して設定した。 
レベル1 ・・・ 誰にでもできる
レベル2 ・・・ 多少難しいが、できなくても、少しの訓練でできるようになる。
レベル3 ・・・ 難易度はレベル2と同様だが、実施するにあたってクリアすべき前提条件がある。もしくは、レベル2よりも難しい。
 このレベル設定についても、今後、受けた報告をもとに必要に応じて修正して行きたい。


 そして、(3)丹田観想法Uを今回の紹介対象から外した理由についても説明しておきたい。

 丹田は上述の通り、ヨーガではスワディシュターナ・チャクラと呼ばれるのだが、この手法を行うとこのチャクラを目覚めさせることになる。

 スワディシュターナ・チャクラ「無意識のチャクラ」とも呼ばれ、このチャクラが目覚めると「一時的に無意識が溢れ出す」、具体的には「潜在意識に押し込めた欲求・不満等が溢れて来る」可能性があるのである。

 この説明では分かりづらいかも知れないが、例えば、
泣き上戸怒り上戸と言われる、酒を飲むと泣き出したり、怒り出したりする人がいるが、これは、酔うことによって顕在意識のタガが緩んで潜在意識が現れて来た結果である。それと似た現象が発生することがあるのである。

 スワディシュターナ・チャクラを目覚めさせるには、先にアージュニャー・チャクラ(眉間のチャクラ)を目覚めさせ、客観性を身に付けておく必要があるのだが、その手法も含めて記述するとかなり長くなる為、今回は紹介対象から外すことにした。
(※参考:『密教ヨーガ』(本山博/宗教心理/1989/P.172-173),『Yogaではじめる瞑想入門』(綿本彰/新星出版社/2010/P.98))

 ただし、(3)丹田観想法Uの手法は外したものの、他の3つの手法に加えて「反省」の作業を組み入れることにより、その前段階としての、「客観性を高め、自己を律する力を手に入れる」為の訓練とすることにする。(※「反省」の方法については、各手法の説明の後、参考的な実施スケジュールの記述の際に説明する)

 また、(3)以外の(1)(2)(4)の手法については、
「仮に効果がないことがあっても、問題が発生することはない」と考えているのだが、「難易度の低いこれらの手法を実施した人の報告を受けて、想定通りか、とりあえず様子を見てみたい」というのも、(3)を今回の紹介から外した理由でもある。

 実際のところ、(その1)で紹介した怒りのunknownさんに(2)丹田観想方T(4)邪念可視化排除法を実施していただいたところ、私が全く予想していない事態が発生することになった。

 怒りのunknownさんに発生した事態は非常にレアなケースだと私は判断しているのだが、このような事態の発生も「とりあえず様子を見てみたい」と考えた理由でもある。(※具体的にどのような事態が発生したかは、これらの手法の実施例、及び、効果と共に別途、紹介する予定である)
<参考>
 怒りのunknownさんには上記2つの手法だけでなく、別の目的の手法も教えて差し上げた。
 想定外の事態が発生した理由としては、こちらの手法の影響、及び、怒りのunknownさんの個別の事情が大きく関係していると思われる。


 なお、注意して欲しいのは、
ここで紹介する手法は精神的・霊的な問題の解決のみを目的とするものではなく、霊性を高めていく効果もあると言うことである。

 今後、これら以外にも霊性を高める為の手法を順次紹介して行くつもりであるが、それらの手法は、釈迦が悟りを得る為の方法として提示した八正道に当てはめれば正定に相当する。
八正道 内容
@正見 正しい見解 偏見や固定観念に執着せず、縁起の理を見極める。
A正思惟 正しい考え 真実をありのままに正しく考える。
B正語 正しい言葉 嘘、悪口、間違ったこと、飾った言葉などを言わない。
C正業 正しい行い 無益な殺生や盗み、よこしまなことを避け、正しい行為をする。
D正命 正しい生活 善行に努め、悪行をしない規則正しい生活を送る。
E正精進 正しい努力 悟りに向かって、怠ることなく偏りのない努力をする。
F正念 正しい記憶 自分自身の身体やまわりの物事について、正しい知識を留め忘れない。
G正定 正しい注意 正しい瞑想、禅定。一挙手一投足に常に心を集中し、平静に行動する。
 正定八正道の8つの修行法の内の一つに過ぎず、これのみを実施しても、悟りはおろか、人間としての成長に結びつかず、逆に、自惚れて増長し、ろくな判断力や考える力もないまま他人を導き出して、向上するどころか、むしろ、真っ逆さまに転落して行ってしまう可能性がある。

 当HPでツッコミを入れているインチキ霊能者たちが良い例である。

 このような人間にならない為には、
謙虚さを心がけ、よくよく自分を律した上に、誤った判断をしないよう考える力や判断力の向上に努めなければならない

 この
「考える力や判断力の向上」八正道A正思惟に相当するが、当HPでは、「宗教関連 考察等」<考える力をつける為に>(※トップページの下の方)の項目に当たる。今後、霊性を高める手法の紹介と共に、このコーナーも充実させて行く予定である。 
(注)
 同様のことは以下の記事に、より詳細に記載した。
 紹介する手法を実施してみようと思う方は、先に該当記事を読んでおいて欲しい。

   ○記事「悟りと魔境(その14)




 それでは(その8)より、順次、各手法の実施内容の説明を行って行きたい。



2015.03.10新規

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