私の邪念対処法(その8)
※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)からの続き。


9.邪念対処法 

(1).丹田活性化法 ・・・ 生命エネルギーの充実・活性化、及び、意識・魂の安定化 (レベル1)

 邪念を受けた時と言うのは、ウツ的な症状が出やすい。気が沈み、何もやる気が出なくなるものである。

 何故、そのような現象が起きるのかと言うと、例えば、憎しみの邪念の場合、相手の想念によって
「最低!」「死ね!」「許せない!」等と言われ続けているようなものであり、それに自分自身では気づかないが、潜在意識に影響を受けてしまうからである。

 ただ、そのようなことを少数の人から言われたとしても、自分が絶好調の時、気が充実している時と言うのは大して気にならないものである。

 しかし、何かのキッカケで落ち込んでしまった時、今まで顕在化しなかった邪念の影響が現れて、普通に落ち込む以上に落ち込んでしまい、さらに、邪念の影響を受けやすくなる・・・という悪循環に陥るとウツ病になってしまうことがある。


 ウツの状態というのは、
「何もやるが起きない」、つまり、気(=生命エネルギー)が消耗、疲弊している状態なので、気を充実・活性化させてやれば回復に向かうことになる。

 その為の方法が丹田活性化法である。



@.実施手順
<姿勢>

@.身体の力を抜いて立つ。両足は肩幅。
A.背は丸まらず、反らず、地に対して垂直にする。
B.お腹を前方斜め下に向けて少し膨らます。

C.両腕は合掌し、指先がアゴにかかるくらいの高さ。


<前作業>

D.目を閉じ、浅くなく、深くなく、ゆっくりと呼吸を繰り返し、雑念を無くして心を落ち着ける。
E.同時に、丹田に意識を集中しながら、自分の周りに気のエネルギーが充満している様子をイメージする。


<本作業>

F.周りのエネルギーを吸い込むイメージをしながら、ゆっくり息を吸い込み、取り込んだエネルギーを空気と共に丹田に流し込む。(※お腹がいっぱいになるまでは吸い込まない)
G.お腹、腰等に軽く力を入れ、力を丹田の正中心に集めて、お腹に溜まった空気を押し出すように息を吐き出す。(※息を吐き出している途中で苦しくなりそうだったら、その時点で息を普通に吐き出す)

H.FGを5回ほど繰り返す。(※回数は増やしても可。ただし、ほどほどに)

丹田に熱を感じることが出来たら成功。


<実施タイミング等>

○毎日1回か2回。 または、気が滅入っている時やウツ状態の時、もしくは、「ウツが来そうだな」と感じた時等に、その都度、実施しても良い。

 なお、参考的な実施タイミング・スケジュールについては、全ての手法の説明をした後に記載する。


<注意点>

○呼吸は、苦しくなるほど深くゆっくりしない。
○あまり極端な回数をやり過ぎない。
呼吸器、消化器に疾患のある場合は、実施不可


<その他>

○姿勢
 他にも、結跏趺坐、半跏不座、胡坐、正座、椅子に座って、ベッドに横になってでも可。横になってやる場合は合掌せずに両腕を自然に延ばしても可。
 自分がやり易いやり方で。
※結跏趺坐等の座り方については、以下のページを参考に。
○「坐禅の作法」 (曹洞宗HP

○イメージ
 上記では、自分の周りに気のエネルギーをイメージするものにしたが、他にも次のようなものも可能である。
・太陽光が当たる場所で、太陽のエネルギーを取り込むイメージ(※室内で、カーテン越しや擦りガラス越しで可。自分が太陽のエネルギーを感じることが出来れば良い)

・頭上はるか上の天上に光の玉をイメージし、そこから光が降りて来て、その光を取り込むイメージ

・木に片手をあて、木のエネルギーを分けてもらうイメージ
 どれでも、自分にしっくりくるイメージで実施すれば良いが、最初は太陽光を利用するのがやり易いだろう。




A.想定する効果

生命エネルギーの充実・活性化

 
心身に活力を与え、意欲や情熱を高める効果があり、次のような精神的にマイナスの状態の時、それをやわらげる効果がある。
○落ち込んでいる時
○気が滅入っている時
○何事もやる気が起きない時
○漠然とした不安を感じる時
○精神的に疲弊している時
 ただし、強力に自分を不安にさせる現実、例えば、「ブラック企業に勤めていて、酷いノルマとプレッシャーで罵倒される毎日」などという状況下の場合は、多少しかやわらげる効果は望めない。その場合には、まず、その現実をなんとかする必要がある。(※おそらく、そのような状況下では、集中ができずに当該手法の実行も難しいだろう)


 また、次のような体質の人も、人ゴミに行った後、実行すれば、疲れをやわらげることができる。
○人ゴミに行くと異常に疲れる
 なお、このような状況になる人は霊媒体質の人で、人ゴミで他人のマイナスの想念や不成仏霊の影響を受けてしまうからである。


 そして、効果を想定する精神疾患は以下の通りである。
○ウツ病(双極性障害(旧名:躁うつ病)も含む)

 ウツ病の場合、即座に解消するほどの効果はないが、長期的(1、2年)には、
「徐々に、ウツ状態になる周期が長くなり、気がついたらウツ状態にならなくなっていた」という効果を想定している。


○燃え尽き症候群

 精神的に疲弊し、生命エネルギーが枯渇している状況なので、当該手法を実施することにより徐々に回復すると想定。



意識・魂の安定化

 当該手法には意識・魂の安定化を図る効果があり、次のようなケースでその状態を緩和する効果がある。
○緊張状態
 何故、この手法にそのような効果があるかと言うと、丹田を意識することにより、俗に言う「腹が据わった状態」を導くからである。

 緊張状態、特にそれが極度の場合、
「歩くと右手と右足が一緒に出る」という状態になってしまうことがあるが、それは意識の焦点が自分の身体から抜け出し、頭の上に位置して身体をうまくコントロールできなくなるからである。

 そのようになってしまった意識の焦点を自分の身体、特に丹田に降ろしてやることで緊張は緩和され、通常の自分に戻ることが出来ることになる。

 また、魂と身体との結びつきが弱くなっている人がいるが、この手法を行うことで結びつきを正常な状態に戻すことができる。具体的には次のようなケースである。
○頻繁に魂が抜けたようになってしまう人、ぼーっとなってしまう人
 このような時は、先の緊張状態と同じく、意識の焦点が自分の身体から抜け出し、頭の上に位置している状況である。頻繁にこのような状態になってしまうのは、魂と身体の結びつきが弱くなっているからである。

 そして、このようなケースの人が霊の憑依を受けると、容易に身体を乗っ取られることになる。魂と身体との結びつきが弱い分、魂を追い出すことが容易だからである。

 結果として、次のような霊障のケースにもある程度効果を発揮することになる。
○憑依されて、自らの意志にない言動をしてしまう人


 そして、効果を想定する精神疾患は以下の通りである

次のようなケースで、恐怖や不安に捕らわれてしまった場合、丹田に意識を集中することによってある程度、緩和することができると想定。

○パニック障害
○高所・閉所・広場恐怖症
○対人・社会・外出恐怖症



以下は、「もしかしたら、多少の改善が見られるかも知れない」程度の想定。

○統合失調症
(精神分裂病)
○解離性同一性障害(多重人格障害)


 なお、
意識・魂の安定化の効果としては、(その9)で紹介する丹田観想法Tの方が高い。



B.想定するリスク

 丹田活性化法をしただけでは、スワディシュターナ・チャクラが目覚めることはない」と想定しているのだが、やり過ぎると目覚めることがあるかも知れない。

 その場合、(その7)で記載したような、
「潜在意識に押し込めた欲求・不満等が溢れて来る」という現象が発生するので注意して欲しい。

 具体的にどのような現象かと言うと、例えば、過去に次のような経験があったとする。
 付き合っていて、結婚を意識していた人から突然、「他に好きな人ができたので、別れて欲しい」と告げられた。

 激しく動揺したが表面上は冷静さを装い、相手の意志が堅い事を確認して、
「他に好きな人ができたんならしょうがない」とあっさり別れた。

 このような時、「相手を引き留めたい」「別れたくない」という想いを無理やり抑えつけて行動した為、その想いは潜在意識に押し込められることになる。

 そして、スワディシュターナ・チャクラが目覚めると、その潜在意識に押し込められた想いが溢れて来るのである。

    
「本当は別れたくなんかなかったんだ!!」
    
「くっそ〜、裏切りやがってぇ!!」

というような感じに。

 
もし、このような感情・想いが溢れて来て自分をコントロールできない場合は、直ちに当手法の実践はやめて欲しい。

 一方、自分の意識と切り離された所でこのような感情・想いが溢れて来るだけで、その感情・想いに支配されないのであれば問題ない。それは、一定の客観性を手に入れられている証拠であり、そのような現象は2日程度で自然に治まるであろう。

<追記 2015.8.04>
 丹田活性化法を試した方からご報告をいただいたが、その方の場合、次のような現象が出たそうである。

○潜在意識に隠れていたネガティブな感情が出てきたのか、直後、妙にイライラした。
○気分が悪くなった。
○時々、悪夢を見るようになった。(丹田活性化法との関連は不明)

 その方はそれまでヨガやそれに類するものを実践したこともないそうなので、純粋に丹田活性化法の影響であると思われる。

 人によっては、上述したような
「潜在意識に押し込めれらた想いが溢れて来る」という現象が発生するようなので注意し、もし、そのような現象が発生したなら、丹田活性化法の実践は中止して欲しい。





(注)
想定する効果、及び、リスクについては、今後、実践者からの報告をもとに適宜修正して行く予定である。




 続いて(その9)では、丹田観想法Tについて説明する。



2015.03.17新規

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