『心の発見 現証篇』にツッコミ!(その10) ・・・ 高橋信次さま
※当記事は、(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)(その8)(その9)からの続き


 (その9)で見た、N・T子さんの過去世の霊による語りと高橋信次様による翻訳の続きである。

 高橋信次様が最後に「名前をタタクリと申し、僧侶でございました」と前フリをしていたので、語りの本文の方にも、、、
<P316-318> (※(その9)からの続き)
 ティー チョーリョー ファイセイ シューフナウ ティエントゥー タタクリ。 ニッシェイ シューラウフォー サイティンエン クォアウ シーラウ ティーハウー。 シャウリューゥーティーマー ナウ サウシューリー ファウティーウーティアウ テンタイシャン シュリンクアラー。 シーシューラウサウティー ファウティーニューフー テンタイチギ。 ナウショウリャウファウサウ シューショーリュータウ クワンナウシアー。 シーシューラウ サイシンシューター テンタイシャン、スーラウティー ニャウルワントゥートゥ ファイサウシュー。 ナウリュー アウテンシューフーファウ サイシーシューリークー アンヌンラウティン サントゥークーフォー。

私は
タタクリでございます。チベットテーマという貧農の生まれで、口べらしの為にお寺に奉公に上がりました。私は初めは肉体行をいたしましたが、後に旅のお坊さんから中国仏教が非常に盛んで、天台山という所には智様と申されるすばらしいお方がおられるという話を聞き、師を求めてはるばると中国へ参りました。そして法華経を学びました。天台智様は、汲めども尽きぬ智慧をお持ちになられ、あらゆる質問に対しても、明確にお答えになりました。そして非常に解りやすくお話しになられました。御自分の前にある茶わんを手に取られ、「この茶わんはお茶をついで飲むという目的と使命を持っているが、もしこの茶わんを手から離して落とした場合、これはこわれてしまう。茶わんとしての使命も目的も持っていない。ただの物である。そしてこの大地に還元され、また土となって、また茶わんとなって生まれることができる」このように大変にやさしくお話し下さいました。つまり物質と生命は一体であるという。そして物質つまりこの現象界、この世は物質の世界である。しかし、それに対して使命と目的を持っているその根本は、心である。色心不二である、このように私達は様のもとで法華経を学んだのでございます。これは今も比叡山において、天台学式回答という一つの型式を持っております。これは特徴でございます。師と弟子が問答式に話し合うということでございます。「声聞」、声を聴くと書きます。これは仏の、つまり、お釈迦様のお教えを聞くという意味でございます。私がその当時唱えた経文の一部でございます
 「タタクリ」が登場。今度は、本文と訳の双方で見える。

 そして、「タタクリ」以外にも、次の2つの固有名詞が一致して登場している。
「テンタイシャン」 = 「天台山」

「テンタイチギ」 = 「天台智」
 何度も言うが、これは以前からN・T子さんが、自分の過去世の設定を知っていたからである。

 なお、本文の方は中国語で話しているつもりであろうが、これら固有名詞の発音は以下の通りのようである。
〇天台 →  (※「天台」Weblio)
〇山   →  (※「」Weblio)
〇智 →  (※「」Weblio)
 なぜか、「山」の発音のみ正解。知っていたのか、偶然か。

 一方、「天台」「智」については日本語読み(笑)

 ま、所詮、過去世の言葉で喋ってるつもりになってるダケだからねぇ。


 そして、上記3つ以外の固有名詞については一致なし。

 
てか、訳の方が明らかに情報過多ですヨ!

 
高橋信次様、ホンマ、テキトーで自由やなぁ。。。


 続いて、訳の最後の「私がその当時唱えた経文の一部でございます」が前フリになって、、、
<P318-319> (※(上記からの続き)
 ティーチェリー カーリャサーラー クァーナーテーセイレイ リューガンリャーサー シューホーリョー ジュージージー サーリャーガーサーリャーガー。 ジョーリャーシーガー ヤーラーシーガーサナーランジョーゴー ジョージ ジューリンガンヤー サンレンガンジョー ホーリューガン サンレージュージューガーショー ホーレーゲー。 ソーリャリョーガーシージージンガン リャーナーサンナーゴーリョー ホーリョージョージージー シーガンサーリュンガーリョーホー リャンガーリャンジングァンリャー ソードゥーリョージュージュージュージーン。

その後また私は転生輪廻して八世紀に
中国において男性として肉体を持ち、名前をトワンティン・フォワンティンと申しました。
 長音符号「ー」が多くなって、お経っぽいものを唱えるN・T子さん。前フリ通りである。

 しかし、
訳の方は、そんなN・T子さんを無視して、次の過去世の紹介をし出す(笑)

 
お〜い、アンタが前フリしたんやろw 完全無視か〜いwww

 当然ながら、固有名詞の一致は無し。


 そして、訳の方で「トワンティン・フォワンティン」にバトンタッチすると、、、
<P319> (※(上記からの続き)
 サンシェンシェン クンニン タンニンサンリャン クワンナウン ワンリンクワン。 サンセンリン クワンシェンフンナン テンリンウォンリン クウォンシンアウー。 サンクウァン。 テンリンファン シンセンニン ウォーリンフォアン ヤンフー。 シェンシュー ハウティンフー サンリンクワンリー サイシンシー。
 ショーリョーフォー サンシー ハウテンクワンリンフー セイシー。

私は、初めは
儒学を学びました。しかしながら後には、無常を感じ出家してタタクリと同じように天台山において法華経を学びました。その時の経文でございます
 今度も固有名詞の一致なし。

 続いて、また「経文」の前フリが来たので、、、
<P319-320> (※(上記からの続き)
 ホーリョーガーンジューソーゴーンージュー。 セーガーンジューリューソーホー。 ホーレーンゲーン サーンガーンジュー

このようにその時の経文は大変に、声をひきました為に、引声という言葉が伝わっております。これは声の波動に乗って、心の調和をはかった為でございます。「
法蓮華僧伽呪ほうれんげんさんがんじゅ)」とは、この溝のようなきたない人間界に生活していても、心を開けば溝泥の中からも美しい蓮華の花となって咲くことが出来るというような意味でございます。
 今度も、長音符号「ー」が多くなって、お経っぽい本文。

 そして、固有名詞では、「法蓮華僧伽呪(ほうれんげんさんがじゅ)」が一致している。

 ただし、
本文の方の「ホーレーンゲーン サーンガーンジュー」は中国語のはずだが、お経っぽく、日本語の発音をところどころ伸ばしただけのもの

 実際の発音は次のものになるようである。
〇法 →  (※「」Weblio)
〇蓮華 → 
 不明
〇僧伽 →  (※「僧伽」Weblio)
〇呪 →  (※「」Weblio)
 当然と言うべきか、やっぱり、中国語での発音にはなっていない。

 なお、本文の方に「法蓮華僧伽呪」が出て来たのは、やはり、
「トワンティン・フォワンティンは、法蓮華僧伽呪を学んだ」と言うような設定を認識していたからであろう。

 一方、訳の方にも「法蓮華僧伽呪」が登場しているが、今度は、高橋信次様が「ホーレーンゲーン サーンガーンジュー」の音に気付いたのだろう。だからこそ、「法蓮華僧伽呪」の説明がメインになっている。

 しかし、本文はお経を唱えているはずなのだから、訳が「法蓮華僧伽呪」「引声」の説明になるはずがないのだが。

 高橋信次様。相変わらず、やりたい放題でデタラメである。




 以上、N・T子さんの過去世の霊による語りはまだまだ続くが、これで終わりとしよう。

 もう既に、
「高橋信次様による過去世の言葉の翻訳がデタラメ」であることを確認するには、充分過ぎるであろうからだ。


 高橋信次様はおそらく、
「なんとなく、こういうことを言っている気がする」というレベルのもので、「私は過去世の言葉が分かる!」と思い込んでいるのであろう。

 実際、それは誰にでも出来るもので、例えば、誰かがテキトーに話した宇宙語に、テキトーな翻訳を付けるのと同じことである。
 テキトーに翻訳すればいいダケなのだから、
「なんとなく」でテキトーに訳してしまえばいい。

 そんな程度のものが高橋信次様の過去世の言葉の翻訳なのである。


 また、注目したいのは、これまで見て来た、過去世の言葉での語りと翻訳に「転生輪廻の実証」という題が付けられていることである。

 高橋信次様は、このようなお粗末な内容で「実証」になっているつもりなのである。

 その「実証」に対して、言語学の専門家である必要なし。当時の言葉を知っている必要もなし。少し真剣に検証してみれば、すぐにデタラメであると分かるシロモノ。

 この程度のものを掲載して、「実証」できてるつもりになれるのが、高橋信次様の思考レベルなのである。


 ※(その11)に続く。


2018.0730 新規

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N・T子さんも高橋信次様も両方ボケのコントだよな。んで、ツッコミ不在(笑)