知的好奇心のススメ(その11)
 ※当記事は(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(その6)(その7)(その8)(その9)(その10)からの続き

8.オススメ本

 これまで、知識や教養を身に付けること、そして、主として本を読むことについて記載して来た。

 ただ、私の文章力・表現力の無さで伝わらなかったことや、不足していること等を補ってもらう為、最後に関連するオススメの書籍を紹介して終わりとしたい。

<お詫び 2015.3.15>
 当初、当記事では3冊ほど紹介する予定であったが、今回紹介した書籍以外を再度見直した結果、「わざわざ紹介するほどのものでもなぁ」と思い、ボツとすることにした。

 そして、
「さすがに1冊じゃなぁ」と思い、「この人の本なら!」と慌てて同テーマの書籍を購入したのだが、その本はパソコンが普及する前の古い内容だったのに加え、ジャーナリストか、それを目指している人が読むようなマニアックなものだった為、これもボツとした。

 さらに、当初から紹介する予定の無かった書籍も見直してみたのだが、題名や前書きだけが立派で、中身を読んでみれば、説明になってなかったり、抽象論のみで具体的な手法は書かれていなかったりして、やはり使い物にならないものであった。

 よって、1冊のみの紹介で申し訳ないが、今回はこれで完成とし、今後、良書が見つかれば、随時、追加して行くこととしたい。 



(1).『読書力』 (斉藤孝/岩波新書/2002)

 大学の教授が、日本人、特に学生が本を読まなくなったことを憂いて書いた書籍。


 主に、
「読書とは、こういうもので、こんなに利点があるよ!こんなにいいものだよ!」という読書推奨と、「こんな風に本を読もう!」という読書法について記載されている。

 特に多いのは、読書推奨の部分で、これでもかと言うくらいに書いてくれている。

 また、読書法については、下記のように、本当に初歩の初歩、子供が親に読み聞かせてもらうレベルから始まり、徐々にステップアップして読書力を付ける方法について記載されているので、ぜひ参考にして欲しい。
【ステップ1】 読み聞かせの効用
【ステップ2】 自分で声に出して読む
【ステップ3】 線を引きながら読む
【ステップ4】 読書のギアチェンジ
 また、(その7)ではマーカーと付箋を使った読み方を紹介したが、著者は線を引く際、三色ボールペンを使用し、次のように使い分けをしているそうである。
緑 ・・・ 主観的に「おもしろい」と思ったところ
青 ・・・ 「まあ大事」という程度のところ
赤 ・・・ 本の主旨からして「すごく大事」だと考えるところ
 読書家というものは、それぞれ、自分なりの読書の仕方を確立しているものである。

 ゼロから思考錯誤して、自分なりのやり方を編み出して行くより、他の人のやり方を参考にした上で確立した方が断然、効率的である上に、自分が思い付かないような有益な方法を編み出している人もいるものである。
 ぜひ、こちらも、参考にしてみて欲しい。

 なお、私の記事では、小説については一切触れなかったが、特に文学作品を読むことの効用についても本書で記載されており、また、(その8)で触れた読書会についてもより具体的な方法が書かれている。

 読書の効用、読書法については、おそらく、これ一冊読んでおけば間違いないだろう。

      




 (※以下、同テーマの良書が見つかれば、随時追加して行く)



2016.03.15新規

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