<言行不一致・巧言令色>
・・・ 「自分が立派な人間だと思いたい」という欲の為に、口先では立派なことを言う。しかし、その言葉で自己満足して終わってしまう為、行動が伴わない。言っていることと行動が矛盾する。
<首尾一貫しない主張>
・・・ その都度、自分に都合の良い理由を見つけて来て主張しているだけなので、複数の主張の間で矛盾が生じる。
例えば、自分が不利な条件の時は「不公平だ!」と相手を批判し、別の場面では、他人に不公平な条件を平気で押し付けようとする。
「公平かどうか」は、本当は自分にとってどうでも良い価値観である。しかし、その価値観を自分の利益を増す為に利用できるなら利用するという、それだけである。
<ブーメラン体質>
・・・ 他人への批判が、そのまま返って来て自分に突き刺さる。
他人を批判するのに都合が良ければ、ルールや常識などを持ち出すが、一方、それらが自分の欲の実現に都合が悪ければ無視するので、そのようなことになる。
<都合の良い事実は過大評価、都合の悪い事実は過小評価、もしくは無視>
・・・ 自分の欲や都合が第一なので、事実も自分の都合の良いように歪めて捉える。
<情報の信頼性が低い>
・・・ 事実を自分に都合良く歪めて捉えるので、その人から伝えられる情報は信頼性が低い。歪曲や隠蔽は頻繁に、時に捏造も行う。
<自分に甘く他人に厳しく>
・・・ 「自分は常識を持った人間だと思いたい」という欲の為、他人がルールや常識に反した行為をしたら激しく批判し、かつ、その、批判している自分を見て、「ああ、やっぱり、自分は常識を持った人間だ」と自己満足する。一方、自分の欲の実現の為に都合が悪ければ、「まあ、これくらい、別にいいだろう」と平気でルールや常識を破る。
自分の欲や都合が第一なのでそのような結果となる。
<「根拠と結論の結び付きが弱い、無い」「根拠と結論のバランスの悪さ」> (※偽客観の特徴)
・・・自分に都合の良い結論ならば、根拠脆弱はおろか、根拠として成立していなくてもOK。一方、自分に都合の悪い結論ならば、根拠十分でも認めない。
<「否定には否定」という大雑把な思考レベル>
・・・ 客観的に否定されて自分の欲の実現が阻まれた際、「否定には否定」という大雑把な仕方で自分の欲を正当化しようとする。
それは例えば、小学生が「お前のかあちゃん、デベソ」(否定)と言われて「お前の父ちゃん、ハゲチャビン」(否定)と言い返すようなものである。自分の客観性を培うことより、偽客観を取り込むことを選んで生きて来たが為に、そのような小学生レベルの議論から成長できずにいる。
ただし、あくまで知識としてはあるが客観的な思考方法も取り入れているので、自分の欲実現が危機に瀕しない限りは、まともな議論も可能である。
<無責任>
・・・ 自分に都合が良いから「○○であるべきだ」、「○○すべきだ」と主張しているだけなので、実際にはそのような主張が本当に正しいと思っているわけではない。よって、その発言に責任を取ることもなく、別の場面では平気で真逆の主張をする。
<攻撃的>
・・・ ベースにあるのは自分の欲や都合で、さらに、その根底にあるのは快・不快という動物的感情である。それらをコントロールできずに振り回されているだけなので、実際の行動も動物的になる。
具体的には、自分の欲の実現を阻もうとする人に対しては、怒りでもって威嚇したり、口汚く罵ったり、また、時に、権力、集団の力、暴力などを使用して攻撃をすることもある。
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