上記では、「視えている内容の真偽に関わらず、本当に何かが視えている自称霊能力者」を前提にした。
しかし、自称霊能力者の中には、脳の夢を見る機能が働いておらず、つまりは、特別なものは何も視えていないにも関わらず、「自分には霊能力がある」と思い込んでいる者もいると思われる。
それは、より具体的に言えば、自分が想像したに過ぎないものを「霊視した」と勘違いしているケースである。
そのような自称霊能者は、例えば、他人のオーラの色を霊視する際、その人から受ける印象を
「情熱的な印象だから、赤色」
「暗い感じだから、黒に近い沈んだ青色」
というように色にたとえる。
そして、そのように自分が連想したに過ぎないものを「霊視した」と思い込んで、相手のオーラの色として提示するのである。
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